まっすー


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📝 問題リスト
🤔 星状神経節ブロック(▼)
- 星状神経節ブロックの代表的な適応疾患を挙げてください
- 星状神経節ブロックはどのような機序で効果を発揮しますか?
- 📘 星状神経節はどこにありますか?
- 📘 星状神経節ブロックの安全な施行のために,どのような準備と注意が必要ですか?
- 📘 星状神経節ブロックの具体的な方法について説明してください
- 📘 星状神経節ブロック後の徴候について説明してください
- 📘 星状神経節ブロックの合併症を挙げてください
🤔 癌性疼痛に対する神経ブロック(▼)
- 📘 膵がんなどによる上腹部痛にはどのような神経ブロックが用いられますか
- 📘 腹腔神経叢ブロックと内臓神経ブロックのブロック方法の違いは何ですか?
- 📘 腹腔神経叢ブロック後や内臓神経ブロックの合併症をあげてください
- 📘 骨盤内・会陰部のがん性疼痛(直腸癌,子宮頸癌,膀胱癌など)に用いられる神経ブロックを述べてください
- 📘 神経破壊的ブロックの適応・注意点と,くも膜下フェノールブロックの合併症を述べてください
👥 はじめに



星状神経節ブロック,ペインの先生がよくされてますよね



そう.エコー装置の性能向上もあって,手技自体はそれほど難しくはないけど,合併症は依然としてあるから準備と観察は重要.



フェノールブロックなんかもありますね



あとは腹腔神経叢ブロックと内臓神経ブロックなんかもね.どちらも普通に臨床麻酔やってるとほぼ見ないと思うけど,ペイン・緩和をローテーションしてるときに機会があったら見逃さないように.
Keywords
星状神経節ブロック:SGB CRPS:複合性局所疼痛症候群 Budapest基準 腹腔神経叢ブロック 内臓神経ブロック 下腹神経叢ブロック くも膜下フェノールブロック 嗄声 Horner症候群 Horner徴候 肋間神経ブロック
🤔 星状神経節ブロック
星状神経節ブロックの代表的な適応疾患を挙げてください.
- 代表的な適応として,上肢・頭頸部の交感神経関連疼痛(CRPS,帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛,幻肢痛,各種頭痛など),上肢の循環障害(Raynaud症候群,動脈閉塞症など),膠原病(強皮症,CREST症候群など),血管性病変(血行再建術後など)が挙げられます.
- その他,施設や診療科によって突発性難聴,メニエール病,顔面神経麻痺,多汗症などに対して施行されることもあります.
星状神経節ブロックはどのような機序で効果を発揮しますか?
- 交感神経ブロックによる血管拡張作用(局所血流の改善)や神経伝達の抑制よる疼痛軽減効果(交感神経系にも求心性の痛みを伝達する作用がある)によります.
補足・解説
- 交感神経は求心性の痛み伝達にも関与しており,特にCRPSや帯状疱疹後神経痛などの交感神経依存性疼痛(SMP)に対する有効性が高いです.
📘 星状神経節はどこにありますか?
- 第7頸椎(C7)横突起から第1肋骨頭の前方,長頸筋の前面にあります.
補足・解説
- 解剖学的には下頸神経節と第1胸神経節が癒合したもので,多くの人で癒合が認められます(まれに癒合していない場合もあり).
- 周囲の重要な構造物として,総頸動脈,内頸動脈,椎骨動脈,食道,気管などがあります.
- 実際には星状神経節そのものを直接穿刺するのではなく,C6横突起前結節(Chassaignac結節:輪状軟骨レベル,胸鎖乳突筋の内側で容易に触知可能)を指標に,長頸筋前面の筋膜面に薬液を注入して交感神経幹周囲へ広げるのが一般的です.C7レベルは椎骨動脈が横突起孔に入る前で露出しており,肺尖部も近接するため,C6アプローチのほうが安全とされています.
【参照】星状神経節ブロック(Google画像検索)
📘 星状神経節ブロックの安全な施行のために,どのような準備と注意が必要ですか?
- 通常は超音波で解剖を確認しながら施行しますが,既往手術や頸部腫瘍などで解剖学的異常が疑われる場合は,CT等の追加画像評価を事前に考慮します.
- くも膜下注入や血管内注入などの重篤な合併症に備え,気道確保や循環管理の準備(各種気道確保用デバイス,昇圧薬,抗けいれん薬,脂肪乳剤など)を整えます.
- 血管内注入の防止策として,超音波ガイド下の施行,吸引テスト,少量ずつの分割投与,テスト投与後の反応観察が重要です.
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