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📝 問題リスト
- プロポフォール注入症候群:PRIS(▼)
- PRISとはどのような疾患ですか?
- PRISのリスク因子を挙げてください
- PRISの症状と前駆症状について説明してください
- PRISの早期発見に有用な検査を挙げてください
- PRISの徴候と鑑別すべき疾患・病態を挙げてください.
- PRISの原因として何が考えられていますか?
- PRISの治療について説明してください.
- PRISについて現在考えられている予防策にはどのようなものがありますか?
- プロタミンショック(▼)
- プロタミンの副作用について説明してください
- プロタミン反応の分類について説明してください
- プロタミンショック(Type III)の特徴的所見は何ですか?
- プロタミンショックへの対応を説明してください
- ヘパリン起因性血小板減少症:HIT(▼)
- ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)について分類を含め簡単に説明して下さい
- HITを疑う血小板減少のパターンと診断について説明してください
- HITの症状と治療について説明してください
- HITが疑われる場合の人工心肺を使用する患者での周術期管理の注意点を述べてください
- セロトニン症候群(▼)
- セロトニン症候群の原因となる代表的な薬物にはどのようなものがありますか?
- セロトニン症候群の代表的な症状について説明してください
- セロトニン症候群と悪性症候群の鑑別について説明してください
- セロトニン症候群の治療について説明してください
- 長期ステロイド内服患者(ステロイドカバー)(▼)
- 長期副腎皮質ステロイド内服患者でステロイドカバーを行う目的は何ですか.説明して下さい
- ステロイドカバーを考慮する患者はどのような患者ですか
- ステロイドカバーの方法例を手術侵襲別に説明してください
👥 はじめに
まっすー出そうで出てないような



そうかもね.でもHITは意外と落とし穴なので要チェック



さりげなく減ってるときありますからね〜



ぎんぎらぎん



そのネタ今の若い子知らないですよ
Keywords
PRIS(プロポフォール注入症候群) プロポフォール注入症候群 PRIS propofol infusion syndrome ミトコンドリア機能障害 脂肪酸代謝異常 横紋筋融解症 代謝性アシドーシス 乳酸アシドーシス Brugada型心電図 高カリウム血症 急性心不全 CPK上昇 小児ICU鎮静 長期鎮静 緑色尿 血清白濁
プロタミンショック プロタミン プロタミンショック protamine reaction 肺高血圧 肺血管収縮 急性右心不全 アナフィラキシー様反応 NPHインスリン 魚アレルギー 補体活性化 Type I/II/III NO吸入 プロスタサイクリン CPB再開 second pump 左房投与
HIT(ヘパリン起因性血小板減少症) ヘパリン起因性血小板減少症 HIT heparin-induced thrombocytopenia 血小板第4因子 PF4 抗PF4/ヘパリン抗体 4Tsスコア 血栓塞栓症 アルガトロバン ビバリルジン 直接トロンビン阻害薬 ワルファリン皮膚壊死 プロテインC 人工心肺 CPB
セロトニン症候群 セロトニン症候群 serotonin syndrome SSRI SNRI 三環系抗うつ薬 MAO阻害薬 トラマドール オンダンセトロン フェンタニル ミオクローヌス 反射亢進 高体温 悪性症候群 NMS シプロヘプタジン 鑑別診断
副腎皮質ステロイド長期内服患者 ステロイドカバー 周術期ステロイド補充 HPA系抑制 視床下部-下垂体-副腎系 急性副腎不全 ステロイド離脱症候群 副腎機能低下 ヒドロコルチゾン プレドニゾロン 手術侵襲 ACTH刺激試験 コルチゾル
🤔 プロポフォール注入症候群:PRIS
Q. プロポフォール注入症候群(以下PRIS)とはどのような疾患ですか?
- プロポフォールの高用量・長時間持続投与中にまれに発症する致死的な合併症です。
- 一般的に 4mg/kg/時を超える投与量で48時間以上 投与した場合にリスクが高まるとされていますが、これより少ない量・短い時間でも発症例が報告されています。
- 小児や重症患者(敗血症、頭部外傷など)で特にリスクが高いとされます。
- 小児ICUでの長期鎮静には禁忌とされています.ただし,通常の小児麻酔における短時間使用(数時間のTIVAなど)は問題ないとされています。
- 明確な「極量」は定義されていないため,投与量だけでなく患者背景やモニタリング所見を総合的に判断する必要があります.
Q. PRISのリスク因子を挙げてください
- 高用量投与(>4mg/kg/時)・長時間投与(>48時間)
- 小児重症患者(敗血症、頭部外傷、熱傷など)
- カテコラミン・ステロイド併用
- 低栄養状態
- 脂質異常症,肝機能障害の既往
- カテコラミンやステロイドの併用がリスクを高める機序として,これらの薬剤がミトコンドリア機能にさらなる負荷を与える可能性が示唆されています.
- 非常にまれな疾患ではあるものの,ミトコンドリア病の患者では特に注意が必要です.
Q. PRISの症状と前駆症状について説明してください
✅ 前駆症状
- 乳酸アシドーシス
- Brugada型心電図変化(右脚ブロック+V1-3でのcoved型ST上昇)
✅ 主要症状
- 代謝性アシドーシス(乳酸上昇)
- 横紋筋融解症(CPK上昇、ミオグロビン尿)
- 高カリウム血症
- 急性心不全(心筋症)
- 急性腎不全
- 肝腫大
これらが進行すると多臓器不全に至り,徐脈・心停止で死亡する可能性があります⚠️
- 心電図でBrugada様変化が出現した場合は,PRISの前兆としてプロポフォールの減量・中止します.
- また,乳酸値やCPKの定期的モニタリングが早期発見の鍵となります.
- 見た目で気付ける視覚的特徴として,血清の白濁(高脂血症様) や 緑色尿(プロポフォールのフェノール代謝産物による)を呈することもあります.
Q. PRISの早期発見に有用な検査を挙げてください
- 動脈血ガス分析(代謝性アシドーシス,乳酸値)
- CK/CPK(横紋筋融解の指標)
- 血清乳酸値トリグリセリド心電図(Brugada様変化,不整脈)
- 肝機能・腎機能検査電解質(高カリウム血症) など
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