まっすー


[📘マーク]:書籍版に記載(重要)
[赤文字]:必須重要ポイント
[色・📘マークなし]:基礎・補足・ややマニアック
📝 問題リスト
🤔 CPR基礎(▼)
- 📘 心停止の可逆的原因について述べてください
- 📘 質の高いCPRの条件について説明してください
- 📘 CPR中のETCO₂モニタリングの意義について述べてください
🤔 BLSとACLS(▼)
- 📘 BLSの流れについて説明してください
- 📘 VF/無脈性VTに対するACLSアルゴリズムを述べてください
- 📘 PEA/心静止を認めた場合の対応を述べてください
- 心停止時に使用する薬剤について述べてください
🤔 ROSC後の管理(▼)
- 📘 ROSC後の管理目標について述べてください
- 📘 ROSC後の体温管理療法(TTM)について述べてください
- 心停止後症候群(PCAS)の病態について述べてください
- ROSC後の神経学的予後予測について述べてください
- 📘 蘇生後に経胸壁心エコーで確認すべき項目を述べてください
🤔 PALSとNCPR(▼)
- 📘 PALSのポイントについて説明してください
- 📘 新生児蘇生の概略について説明してください
👥 はじめに



救急部にいたら日常的ですが,手術室で実際にCPRすることはあまりないですね.



そうだね.何度か経験あるけど本当に怖いね.高度の冠攣縮が起きた時と,外傷で大量出血した際などに経験したよ.あとは新生児蘇生なんかは新生児科をローテートしたりしないとあまり経験しないかもね.



まずはきちんとした手順を把握することのが大事ですね.



特に質の高いCPRの条件はきちんと覚えておいて.ガイドラインも定期的に見直されるから要チェック.
Keywords
BLS ACLS PALS NCPR 新生児蘇生 質の高いCPR PEA 心室細動 心室頻拍 心静止 ROSC
NPO法人 日本ACLS協会 ガイド – 心肺蘇生講習会情報サイト↗
日本ACLS協会
日本蘇生協議会
🤔 心肺蘇生の基礎知識とROSC後の管理
📘 心停止の可逆的原因(5T5H)について述べてください
- 5Hは,Hypoxia(低酸素症),Hypovolemia(循環血液量減少),Hydrogen ion(アシドーシス),Hypo/Hyperkalemia(カリウム異常),Hypothermia(低体温)です.
- 5Tは,Tension pneumothorax(緊張性気胸),Tamponade(心タンポナーデ),Toxins(中毒),Thrombosis(肺塞栓/冠動脈血栓症),Trauma(外傷)です.
補足・解説
- いずれも致命的になり得る状態ですが,迅速に対処することで救命が可能な原因でもあります.どれにも出会いたくないですが,麻酔中,術中にも生じる可能性がありますね😓
- 特にPEA/心静止の場合は電気的除細動が無効なため,これらの可逆的原因を迅速に検索・治療することが蘇生の鍵となります.
📘 質の高いCPRの条件について概略を説明してください.
- 圧迫の深さ:成人では約5〜6 cm,小児では胸郭前後径の約1/3(乳児約4 cm,小児約5 cm)
- 圧迫のテンポ:100〜120回/分
- 完全なリコイル:毎回の圧迫後に胸壁を完全に戻します(寄りかからない)
- 中断時間を最小限に:胸骨圧迫の中断は10秒以内に抑えます
- 過換気を避ける:過度な換気量・頻回な換気は胸腔内圧上昇による静脈還流低下を招きます
- 圧迫者の交代:2分ごと(リズムチェック時)に交代し,疲労による質の低下を防ぐ
- 圧迫と人工呼吸の比率:成人・小児1人法で30:2,小児2人法で15:2
補足・解説
- 私が初めてACLSの講習を受けたのは確かAHA2005だったような気がします🤔.数年置きに少しずつ改訂されていき,あの頃よりもシンプルで分かりやすくなっています(特に不整脈関連).A-B-CからC-A-Bになりましたし.
- AHA2025ガイドラインでも,これらの基本原則に大きな変更はありません.テンポ,深さ,完全なリコイル,中断の最小化が引き続き最も重視されています.
- 乳児BLSにおける手技の変更(AHA2025): 乳児を含む小児BLSにおいて,従来用いられていた2本指法はAHA 2025で推奨されなくなり,両母指囲み込み法または片手手掌基部法が推奨されています.
- 新生児蘇生(NCPR)は小児BLSとは別アルゴリズムであり,「換気優先・圧迫換気比3:1・十分な換気確保後にHR<60/minで圧迫開始」となっています.新生児蘇生での圧迫手技も同様に両母指囲み込み法が第一選択となり,圧迫部位は胸骨下方1/3が推奨されています.
- CPRフィードバック装置は,AHAガイドラインでも使用が強く推奨されており,圧迫の深さ・テンポ・リコイルにリアルタイムでフィードバックを行う装置の訓練や実臨床での導入が望ましいとされています.
- CPRの質評価として,胸骨圧迫が占める時間割合(CCF:chest compression fraction)も重要な指標です.CCFをできるだけ高く保つこと(目安として60%以上,理想的には80%近く)が生存率と関連するとされています.
- 機械的CPR装置(LUCAS等)は,日常的な使用は推奨されませんが,カテーテル室への長距離搬送,救急車内での搬送中,CT撮影中,長時間蘇生での救助者疲労軽減など,特定の状況では検討されます.日本国内では主に救急部や心カテ室など限られた環境で導入されているにとどまり,多くの手術室では未導入であるのが実情です.
- アンテナ張ってないといつのまにか研修医の知識の方が新しいものに・・・(^.^;)
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