まっすー


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📝 問題リスト
🤔 外傷の初期評価一般(▼)
- JCS・GCSの項目を示してください
- 📘 外傷のABCDEについて説明してください
- PATBED 2Xの8外傷とは何を指しますか
- FASTはどの部位をどの順番で行うのが一般的ですか
🤔 外傷患者の呼吸・循環管理(▼)
- 📘 外傷患者における「死の三徴(lethal triad)」とは何ですか
- 📘 外傷患者における乳酸値とBase Excess(BE)の臨床的意義を述べてください
- 📘 外傷患者への輸液蘇生の注意点を述べてください
- 外傷性凝固障害(TIC)の病態と治療を説明してください
- 外傷患者におけるトラネキサム酸の投与法を述べてください
- 📘 胸部打撲による,肺挫傷と肋骨骨折のある患者の人工呼吸器設定について説明してください.
- 📘 多発外傷患者の術後低酸素血症の原因にはどのようなものがありますか
🤔 外傷患者の術前評価と気道管理(▼)
- 📘 多発外傷(特に交通事故などの高エネルギー外傷)の場合の術前評価はどのように行いますか
- 📘 多発外傷患者の気道確保の問題点と対応を述べてください
🤔 転倒・骨折の手術(▼)
- 意識消失を来す疾患を挙げてください
- 骨折による部位別の推定出血量を述べてください
- 大腿骨転子部骨折で行われる手術(γネイル・TFNA)の手術上の注意点を挙げてください
- 📘 顔面骨骨折の部位別の麻酔管理上の注意点について説明してください
- 📘 下顎骨折の術後(急性期)に注意すべき合併症を挙げてください
🤔 圧挫症候群・コンパートメント症候群(▼)
- 📘 クラッシュシンドロームについて説明してください
- クラッシュシンドロームのおそれがある場合の治療はどのように行いますか
- 📘 コンパートメント症候群の徴候を挙げてください
- 📘 コンパートメント症候群が疑われる場合,どのような検査と治療が必要になりますか
- 腹部コンパートメント症候群の定義と診断を述べてください
🤔 脂肪塞栓症候群(FES)(▼)
- 📘 脂肪塞栓症(FES)はどのような患者で起こりえますか
- 📘 脂肪塞栓症の症状を挙げて下さい
- 📘 脂肪塞栓症への診断・対処法について説明してください
🤔 術中ターニケットの管理(▼)
- 📘 ターニケットの圧と時間はどのように設定しますか
- 📘 ターニケットの解除時に起こる生理学的変化を述べてください
- 📘 ターニケットペイン(駆血帯痛)について説明してください
👥 はじめに



救急部に言ってたときに多発外傷とか骨折はよく見てました



なら大丈夫かな.基本的な整形外科手術は問題ないと思うけど,外傷特有の圧挫症候群(クラッシュシンドローム)や出血,長管骨骨折時の脂肪塞栓とか,復習しておいてね.
Keywords
多発外傷 高エネルギー外傷 外傷のABCDE lethal triad ショックインデックス 外傷性凝固障害 PATBED 2X FAST クラッシュシンドローム 圧挫症候群 挫滅症候群 コンパートメント症候群 腹部コンパートメント症候群 肺挫傷 肋骨骨折 顔面骨骨折 下顎骨骨折 脂肪塞栓症 ターニケット ターニケットペイン Gurd and Wilson Schonfeld GCS トラネキサム酸 CRASH-2
🤔 外傷の初期評価一般
JCS・GCSの項目を示してください.
- 意識レベルを評価するための代表的なスケールです.
- JCS(Japan Coma Scale)は,覚醒度に応じて0(意識清明),1桁(刺激しなくても覚醒している),2桁(刺激で覚醒する),3桁(刺激しても覚醒しない)の4群に分け,それぞれ3段階に細分化する3-3-9度方式の日本独自のスケールです.
- GCS(Glasgow Coma Scale)はJCSよりはやや煩雑で,「開眼(E1〜4)」「言語(V1〜5)」「運動(M1〜6)」の3つの反応をそれぞれ点数化し,その合計点(3〜15点)で評価する国際的な標準スケールです.一般にGCS 8点以下は重症意識障害とされ,気道保護のため気管挿管を強く検討する基準として用いられています.
補足・解説
- GCSは合計点だけでなく,内訳を示すことが重要です.例えば「GCS 10:E3V3M4」のように記載します.同じ合計点でも運動反応(M)の点数が予後に最も相関するとされています.
- 敗血症の診断にも必要になりますので,計算ができるようにしておきましょう.
📘 外傷のABCDEについて説明してください.
- Aは気道(Airway):頸椎保護を含めた気道の評価と確保
- Bは呼吸(Breathing):気胸や血胸,多発肋骨骨折がないかの評価,
- Cは循環(Circulation):緊張性気胸や心タンポナーデ,出血などで循環動態が破綻していないか(FASTも施行),
- Dは神経機能評価(Disability/neurological disfunction):GCSでの意識レベル,瞳孔所見,麻痺の有無
- EはExposure & Environmental control.脱衣させ他の外傷がないかを把握することと,低体温防止.
PATBED 2Xの8外傷とは何を指しますか.
- 外傷時に注意する胸部外傷のことです.
- P:Pulmonary contusion:肺挫傷
- A:Aortic rupture:外傷性大動脈破裂(怖)
- T:Tracheobroncial rupture:気管気管支損傷(怖)
- B:Blunt cardiac contusion:鈍的心損傷(怖)
- E:Esophageal rupture:食道損傷
- D:Diaphragmatic rupture:横隔膜破裂(怖)
- X:Pneumothorax:気胸
- X:Hemothorax:血胸
補足・解説
- 特に大動脈破裂,気管気管支損傷,鈍的心損傷,横隔膜破裂は致命的となる可能性が高く,迅速な診断と対応が必要です.
- 臨床的に特に問題となるのは緊張性気胸と大量血胸で,初期評価の段階で即座に介入が必要です.
- 高エネルギー外傷で合併することが多く,一つあれば他の損傷もあると疑って精査する必要があります.
FASTはどの部位をどの順番で行うのが一般的ですか.
- 心嚢液貯留の確認のため心窩部から観察を始めます.
- 次に右上腹部のMorison窩(肝腎境界)を観察し,同じプローブ位置で右胸腔の観察も行います.
- 続いて左上腹部の脾周囲(脾腎境界)を観察し,同様に左胸腔も確認します.
- 最後に膀胱直腸窩(Douglas窩)を観察して骨盤腔内の液体貯留の有無を確認します.
補足・解説
- FASTは2分以内で行える迅速なスクリーニング検査で,Primary surveyのCの段階で実施します.液体貯留が認められても,必ずしもその場所が出血源とは限らない点に注意が必要です.
- FASTの正式名称,さっと言えますか?笑
- Focused Assessment with Sonography for Trauma ですよ😊
- Extended FAST(E-FAST)では,さらに両側前胸部で気胸の有無(lung slidingの消失やbarcode sign)を評価します.
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