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Contents
📝 問題リスト
- カリウムの異常
- マグネシウムの異常
- マグネシウムの正常血漿濃度はどのくらいですか?
- 妊娠高血圧症候群(HDP)患者において,子癇予防に使用する際の治療域はどのくらいですか?
- 子癇予防や治療によるマグネシウム製剤の投与以外で,高マグネシウム血症を呈するのはどのような場合ですか?
- 高マグネシウム血症の症状について,心血管系,呼吸器系,神経筋系,中枢神経系にわけてそれぞれ挙げてください.
- 高マグネシウム血症の治療はどのように行いますか?
- ナトリウムの異常
- 低ナトリウム血症の原因にはどのようなものがありますか?
- 低ナトリウム血症の症状にはどのようなものがありますか?
- 低ナトリウム血症の治療とその注意点について説明してください.
👥 はじめに
まっすー特にカリウムとマグネシウムが重要ですね



そうだね.カリウムは高カリウム血症は,マグネシウムは産科医療とのからみが大事.もちろん低カリウム血症と不整脈,高マグネシウム血症による覚醒遅延なんかも要チェック



マグネシウムは結構落とし穴ですよね〜
Keywords
高カリウム血症 低カリウム血症 高マグネシウム血症 低ナトリウム血症 グルコースインスリン療法 イオン交換樹脂 TUR症候群 カルシウム製剤
🤔 カリウムの異常
🔹 高カリウム血症
Q. 高カリウム血症の原因を挙げてください.
- 細胞内カリウムの細胞外への移動(横紋筋融解症,悪性高熱症,スキサメトニウム投与,アシドーシス),
- カリウムの排泄低下(急性・慢性腎不全,透析患者,利尿薬投与など),
- カリウム過剰摂取(輸血,カリウム含有輸液の急速投与,透析患者がカリウムを多く含む食物を摂取した場合),
- 組織損傷による細胞外漏出(重症熱傷,挫滅症候群,虚血再灌流障害)などに分けられます.
補足・解説
- 現在塩化カリウム製剤は,異常事故防止のため,直接点滴ラインから投与することができない形状になっています.
- また,採血手技による溶血でも見かけ上の高カリウム血症を呈することがあります.採血時に強く拳を握りすぎることでも溶血を起こすことがあるようです.
- 再灌流障害は肝移植でも問題になることがありますね.
Q. 敗血症患者で高K血症を来す機序を説明してください.
- 敗血症性AKIによる乏尿→カリウム排泄障害
- 代謝性アシドーシス→細胞内カリウムの細胞外移行
- 組織崩壊によるカリウムの遊離
補足・解説
- 敗血症では複数の機序が同時に作用するため,急速にカリウム値が上昇することがあります.
- 敗血症手術後のICU管理では定期的なK値モニタリングが必須
Q. 高カリウム血症の心電図変化について説明してください.
- 心電図変化は,典型的にはT波が高くなります.テント状Tと言われます(5.5〜6.5mEq/L程度).
- さらにカリウム値が上昇すると,P波の平坦化や消失(6.5〜7.5mEq/L),wide QRS(7.5mEq/L〜)を呈し,STが上昇することもあります.
- 治療がなされない場合,最終的に続いてサインカーブ状の変化を来した後,心室細動/心停止(K>8.0mEq/L)が生じ,死に至ることもあります.
補足・解説
- 上記はあくまで目安.心電図変化はカリウム値と必ずしも相関せず,上昇速度も影響します.
- 臨床的には心電図変化があれば緊急治療の適応です.
- このまま問われることはありませんが,高カリウム血症の心電図変化については必須の知識です,確認を!
【参照】高カリウム血症の心電図変化
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