まっすー


📘:書籍版に記載
🔵 青文字:重要
🔴 赤文字:最重要
Contents
📝 問題リスト
🤔 麻酔法の選択(▼)
- 📘 吸入麻酔と静脈麻酔を比べ,その利点・欠点について簡単に説明してください
- 📘 全身麻酔を区域麻酔と比べてその利点・欠点について簡単に説明してください
- 📘 脊髄くも膜下麻酔と硬膜外麻酔とを比べてその利点・欠点について簡単に説明してください
- 📘 末梢神経ブロックの利点と欠点について説明してください
- 全身麻酔と区域麻酔の転帰に関するエビデンスについて知っていることを説明してください
- 麻酔法の選択に影響する患者因子・手術因子を挙げてください
🤔 WHO安全な手術のためのガイドライン(▼)
- WHOの手術安全チェックリストの構成と目的を説明してください
- 📘 麻酔導入前の確認事項(サインイン)の主な項目を説明してください
- 📘 皮膚切開前の確認事項(タイムアウト)の主な項目を説明してください
- 📘 患者の手術室退室前の確認事項(サインアウト)の主な項目を説明してください
👥 はじめに



麻酔法の選択はマストですね



まぁ麻酔科だからね笑.基本的に禁忌はそんなにないので、自分の考えがしっかりしてればどう選択してもいいと思うよ.



WHOのチェックも毎回ちゃんとやってますよ!



わざわざ言うくらいだからめんどくさいと思ってるだろ.



ばれてる・・
Keywords
吸入麻酔 静脈麻酔 末梢神経ブロック 脊髄くも膜下麻酔 硬膜外麻酔 安全な手術のためのガイドライン
🤔 麻酔法の選択
📘 吸入麻酔と静脈麻酔を比べ,その利点・欠点について簡単に説明してください.
【吸入麻酔の利点】
- 使い慣れていること
- 呼気ガス濃度で麻酔深度のモニタリングが可能なこと
- MACという客観的指標があり静脈麻酔に比べて必要濃度の予測がしやすいこと
- 気管支拡張作用を持つこと(デスフルランを除く)
- 健忘作用を有することなどが挙げられます.
【吸入麻酔の欠点】
- 悪性高熱症の誘発因子であること
- PONVの頻度が静脈麻酔に比べて高いこと
- 低酸素性肺血管収縮(HPV)を用量依存的に抑制すること
- 環境への影響(温室効果ガス)などが挙げられます.
【静脈麻酔(TIVA)の利点】
- HPVを抑制しないため片肺換気に適していること
- PONVのリスクが低いこと
- 一部の研究で術後せん妄や認知機能障害が少ない可能性が報告されていること(ただしエビデンスは一貫していない)
- 悪性高熱症の既往やリスクがある症例にも安全に使用できることです.
【静脈麻酔の欠点】
- 吸入麻酔に比べて必要な投与量の個人差が大きいこと
- 投与経路のトラブル(点滴漏れ,ルート閉塞,薬液切れなど)に気づかないと覚醒リスクがあること
- 呼気ガスのような客観的な麻酔深度モニターがないこと(BISなどを併用することが望ましい)などが挙げられます.
補足・解説
- 麻酔の大枠のバリエーション自体はあまりありませんので,普段普通に考えてやってることを答えればOKですね.
- 吸入麻酔によるHPV抑制は1MAC程度では臨床的に大きな問題となることは少ないですが,片肺換気時にはTIVAが有利とされることが多いです.
- PONVに関しては,多くの研究でプロポフォールTIVAが揮発性麻酔薬に比べてリスクを低下させることが示されていますが,デキサメタゾンや5-HT₃拮抗薬などの予防的制吐薬投与を適切に行えば,麻酔法による差はある程度小さくなります.
- 環境面では,デスフルランの温室効果はセボフルランの約15〜20倍とされ,近年は環境負荷の観点から使用を控える動きが強まっています.Baxter社が供給終了を発表するなど,海外では製造中止・縮小の流れもあり,多くの施設でセボフルランやTIVAへのシフトが進んでいます(国内の供給状況や採用状況は施設ごとに異なります).
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