63回麻酔科専門医試験体験談 | 麻酔科専門医試験対策

さらりーまん

毎年年明けごろから公式の口頭試験過去問の公開があるのと,諸事情で体験談から細かな過去問の内容は割愛させていただいております🙇‍♂️
適宜追加を行っていきます!

麻酔科専門医試験体験談①

 三科目とも合格しました。
 

 勉強方法・勉強時間にかなり個人差が出る試験と思われますので、n=1の感想と思ってくださればよいと思います。また、私は男性、独身であるので、ご結婚されている先生、お子さんがいらっしゃる先生は、休日に勉強以外にリソースが割かれるので、そのあたりは、前もった準備が必要かもしれません。

勤務状況など

 
 私の勤務環境は3次の急性期市中病院で、手術麻酔と麻酔科管理のclosed ICUが主な業務でした。成人心臓手術症例が豊富なほか、小児先天性心疾患の手術も行っており、比較的受験者が弱点となりやすい小児心臓分野へのアレルギーはありませんでした。後期研修中にJB-POTを取得し、心臓麻酔関連領域問題で苦労はしませんでした。また、集中治療も日常的に触れ合っていたので、とくに試験に向けて、新しく勉強することはありませんでした。

 一方で、ペイン・緩和分野は全くと言って良いほど、経験がなく不安要素の1つではありました。軽く勉強しておこうと思い、専門医試験の半年ほど前にJ-RACEを取得し、多少理解が深まったと思います。

筆記試験


 スタートラインが上記で、試験勉強は6月頃(3か月前)からはじめました。どうやら、過去問5年分を3周したら筆記試験は問題ないということを知り、その通り過去問を周回しました。1周目は時間がかかりましたが、過去問重ねる毎に、知っている問題が増えるので、短時間で回せるようになります。一般問題については、正直なところ、デスフルラン、セボフルラン、イソフルランの薬理学的比較とかほとんどの方が興味がない(興味がある方、すいません)と思いますので、問題と答えを1setで覚えてしまいましょう。学術的に意味のない勉強ですが、教科書と照らし合わせたりしたら、時間がいくらあっても足りないので、ここは試験に受かるための勉強です。

 一方で臨床問題は、日々の日常臨床に繋がったり、口頭試問の勉強も兼ねるところになると思ったので、解説だけでは理解が足りないところは教科書で調べたりしました。3周終わった頃には、試験2週間前となり、ここからガイドラインに目を通しました。ただ分厚めのガイドラインである、区域麻酔の抗血栓薬の休薬関連はJ-RACEの時に目を通していましたし、非心臓手術における合併心疾患のガイドラインは、出版された際に上司から口酸っぱく、読みなさいと言われ何度か目を通し、敗血症ガイドラインもICUを業務にする以上避けては通れないものであったので、かなり貯金がありました。結局、volumeが少ないガイドラインをババっと読んで、大まかに内容を理解するだけでした。試験直前に間違った問題をもう1周して、試験に臨みました。
 試験はCBT方式で、傾向は変わらず過去問通りでした。5年分をやりきった感じでは、おおよそ75%が過去問から出題されており、25%が新作という感じでした。新作のうち、一部は「こんなん知らんわ」みたいな問題が見受けられましたが、どうせ差がつかないので、テキトーに回答しました。感触的には8割はかたいと思える試験でした。

口頭試験


 口頭試問は、2週間空いたので、筆記試験が終わってから対策に乗り出しました。まず専門医合格トレーニングを1周読んで、そこからサラリーマン先生の青本を使い、過去問3年分に目を通しました。このとき、見て、書いて、声に出すようにして、頭に叩き込み、outputも心掛けました

 はじめて問題を見たときは、これはマズいと思い、筆記試験が終わってからの1週間は必死でした。毎日夜中の3時くらいまで勉強していたと思います。3年分を終えると、わりと聞かれていることは同じであること、新作問題への対策は、幅広い分野からの出題のため、不可能であることを悟り、体調管理へシフトしました。1問1答集には手が出ず、ガイドラインを再度見返すことにしました。試験前に2回、模擬試験も行ってもらい、これはとても良いシミュレーションとなりました。是非とも試験前に模擬面接はしてください。

 試験は不思議と、あまり緊張しませんでした。

 1問目は、70代のTKA。せん妄の既往があり、今回もせん妄が心配という訴えがあるとの設定でした。
 2問目は、前回、他院での全麻手術でアナフィラキシーショックとなり手術中止になった既往のある、腹腔鏡下肝切除。前医ではアレルギーに関連した詳細な検査は行っていない(バカヤロー)という設定。


 2問とも1分ほど余りました。わからない問題もありましたが、それはみんな同じだろうと思い、引きずらないようにしました。考えるために15秒ほど無言になることは2回ほどありましたが、概ね何かしら答えは出てきました。圧迫面接の可能性があると聞いていましたが、私はそんなことはなかったです(たまたま?)入室したら、ハキハキと、よろしくお願いします!とやや大き目な声で言って、回答もすべてハキハキ答えました。ゴニョゴニョ言うのは良くないと思うので、自信をもって間違った答えを言ってやろうくらいな気分で臨んだのが良かったです。

 口頭試問は最近、どんどん難易度が上がってきています。日常的に行っていることが、直結すると思いました。逆に試験直前で、どうにかなるようなものでもなく、形式に慣れるだけで良いと思いました。
口頭試問は、公式回答がなかったので、青本は非常に助かりました。

麻酔科専門医試験体験談②

 前日までに15分の質疑応答のシュミレーションをしていても1問目は時間が足りなかったです。最後の答えを言いながら退室という結果に。2問目は急ごうという思いもあってむしろ3分ほど余りましたが、結局知ってる流れはさくさく終わるし、日頃業務に関わらない問題だと勉強済でもゆっくりになってしまいました。産科小児、やはり手強いと感じます。

今回の口頭試問の問題文を読みメモする時間は3分でした。
1問目 
妊娠高血圧腎症の方の無痛分娩から局麻中毒。全麻カイザーから、覚醒遅延を問われる問題。
2問目
高度肥満の甲状腺摘出からICUで上気道閉塞。患者の同意を得ないまま再挿管して記憶があると文句を言われて説明する問題。
麻酔科専門医試験体験談③
この度、専門医試験に合格しました。

勉強方法・時期

 ワンオペ育児中で、なかなか時間が足りないと思ったので、受験する年の3月頃から口頭試問対策の青本を読み始めました。
  • 4月中にしっかりと2周読んだ後、知的アプローチの口頭試問編を6月いっぱいまでに1周しました
  • 7月からは知的アプローチの口頭試問編の2週目(7月いっぱい)と、土日は筆記試験の過去問7年分(直前まで)を繰り返しました。
  • 8月からようやく口頭試問の過去問を解き始めました。
 さらりーまん先生の本は答え合わせ+αの知識にとても助かりました。
 心配性で色々な対策本を読みたくなってしまう性格なので、早めに始めて、直前は過去問+さらりーまん先生の本にお世話になりました。

筆記試験

 筆記試験はA問題は1〜50問目まで、B問題は1〜30問目までがプール問題(選択肢の並び順まで同じだったと思います)でした。その後の新問は完全な新問と、プール問題の改変(過去問では2つ選べ→3つ選べに変わっていて残り1つがなかなか選べない)がありました。
 なので、過去問を暗記しつつも+αその範囲のガイドラインを読んだりするのが大事だと思いました。

口頭試験

 口頭試問は最初のグループで肥満の甲状腺と無痛からのカイザーでした。緊張していて詳しい内容は忘れてしまいましたが、導入薬を聞かれるだけでなく、「それぞれ理想体重もしくは除脂肪体重もしくは現在の体重どれで投与しますか?そのメリットデメリットは?」や、局麻中毒になった際の脂肪乳剤の投与量だけでなく、「何%のなんの薬を投与しますか?」など踏み込んだ内容が聞かれました。こちらも筆記同様、+αでやるのが大事だと思います。
 口頭試問では、「最後の問題まで辿り着かないと十中八九不合格、最後に試験官と雑談ができると合格」という都市伝説があると聞いていたので、なんとか最後の問題まで辿り着こうと必死でした。どちらの部屋でも最後時間が余ったにも関わらず、無言で時間まで待たされ、雑談が無かったのでショックでしたが、なんとか大丈夫でした。
 また、試験前のメモ時間が5分だと思って過去問を解いていましたが、実際は3分と、一瞬で過ぎ去ってしまったので、過去問を解く際も3分で練習するのがいいかと思います
 拙い文章ですが、少しでもお役に立てたら嬉しいです。
麻酔科専門医試験体験談④

おかげさまで無事3科目合格をいただきました。

筆記試験


 勉強は4月から始め、過去問7年分を全てできるようになるまで周回しました。解説にもすべて目を通していました。最初はしんどいですが最初だけです。
 当日は一般・臨床ともに55~60%ほどが過去問からの出題だったように思います。新問はちんぷんかんぷんのものが多かったですが、それは皆同じで差がつかないはず…と思いわりと気楽に解いていました。新問にはガイドラインからの出題もありました

口頭試問


 勉強はGW明けから始めました。青本の一問一答を叩き込んで過去問を繰り返し、結局青本以外の教材は使いませんでした。

 やはり声に出して答える練習が大事だと思います。わかってはいても、実際に聞かれてすぐに答えるのは練習なしには難しいです。私は麻酔中にもブツブツ言っていて、家でも夫に問題を読んでもらい答える練習をしていました。あとは重要そうなガイドラインはすらすら答えられるようにしていました。
 当日はポートピアホテルに前泊しました。朝一の回でしたが、寝坊への不安と緊張で一睡もせずに朝を迎えました…

 待合室は集合時間の20分前から開いていました。15分前に行きましたがすでに八割方の受験生が着席しており、ほぼ全員スーツでした。青本を持っている方もたくさんいました。

 業務用エレベーターで会場の階に移動した後、廊下で着席して症例の概要が書かれた紙を渡され、読んでメモする時間が3分間もらえました。試験室に持ち込みますが終了後回収されました。

反省

 よかった点はほぼありません。冷静に考えれば序盤の問題1つを答えられなかっただけで不合格にはならないと思いますが、序盤でつまずいたことを最後まで引きずりました。それ以降は試験官の質問も正確に理解できず、〇〇についてですよと正される始末でした。1問目と比べて厳しい雰囲気の先生だったことにも動揺しました。かなり時間が余ってしまいましたが、かといってあのパニック状態で何分考えても答えが出てきたとは思えません。退室までお通夜状態で無言の時を過ごしました。

 
 確実に落ちたと思いましたがなぜか合格していました。2問目はボロボロながらも、あまり時間をかけずになんとか回答を絞り出していたことに救われたのかもしれません。普段なら思いつくはずの答えがあの場では出てこなくなります。皆さん言われていますが二度と受けたくない試験です。
時間制限もあるのでよく聞かれる項目には脊髄反射で答えられるようにしておくこと、最低限過去問ができるようになっておくこと、声に出して答える練習を繰り返すことが大事かなと思います。

 青本なしには絶対合格できなかったと思います。読みやすくかつ網羅されており、試験が終わっても日々の臨床をしながら読み返したい本です。
 この度は本当にありがとうございました。

麻酔科専門医試験体験談⑤
 お疲れ様です。おかげさまで口頭試験に無事合格することができました。本当にありがとうございました。
 麻酔科は女性医師が多く、子育て中のママ麻酔科医からのコメントも多くご覧になると思います。私もそのうちの一人で、現在小さな子どもふたりの子育てをしながら、忙しい病院で週5日勤務しています。
 筆記試験は昨年、2歳の子育てをしながら臨月の時に受験しました。(CBT形式初年で自宅近所のため妊婦でも安心でした)
 家族の協力を得ながらなんとか子育て・仕事・試験勉強をしていました。
 スキマ時間で青本を少しずつ進め、試験直前は先輩医師に青本から模擬試験を出してもらい、何度も使って表紙はボロボロです。
 勉強時間は限られていましたが、青本のおかげで本番も緊張せずに答えることができました。
 青本を作成するのには相当な労力と時間を費やされていることと存じます。残念ながら販売停止となってしまいましたが、受験生は先生を頼りにしているはずですので何らかの形で受験生の力になっていただければと思います。
麻酔科専門医試験体験談⑥
この度は大変お世話になりました。無事63回専門医試験を合格することが出来ました。
ご多忙の中対策資料をご準備頂き、感謝申し上げます。
勉強中に体験談に勇気づけられた事もありますので、自身の話ではございますが実際に対策したことなどを書かせて頂ければと思います。

筆記試験

 過去問7年分を大体20周はしたかと思います。最終的には問題を見た瞬間に答えがわかるまで仕上げていました。実際に着手したのは区域麻酔試験が終わった5月ごろだったと記憶しています。他には本屋で販売されているアプローチ集も3周しましたが、こちらは今思えばオーバーワークだった気がします。
 実際の過去問を見て頂ければわかりますが、過去問からの再録がほとんどです。裏を返せば、とらせる問題ととらせない問題の差がとても大きい作りであるため、結果的に過去問研究が全ての試験と言っても良いかもしれません。
 また自分はこのサイトで頂いた資料集を辞書がわりに使用した事もあり、何かしら辞書として使えるノートや本を用意することは大事かと思われます。

口頭試験

 ここまで対策に難渋した試験は経験したことがありません。ですが受験後に大方適切な対策が掴めたので記載したいと思います。
 自身が行った対策は、
  • このサイトの対策資料を5周通読
  • 過去問7年分の解答をまとめたノートの作成及び通読5周
となります。
 ガイドラインは挫折したため、ほとんど読んでいません。
 また最後の2ヶ月は過去問と対策資料のみと決め込んだため、他の問題集や教科書は全く読んでいません。無い知識から言葉を出す事に意味を感じなかった為、大学の模擬試験や同期との問題出し合いも参加していません。
 口に出す練習もほとんど行っていません
 実際の試験では答え過ぎない様に簡潔に答えることを意識しとにかく論理的に答えました
 試験官の先生に圧迫感は感じませんでしたが、返事や頷きは無くただただ事務的に次の問題ですの繰り返しでした。両問とも時間を2分ほど残し終了となりました。
 ここからは想定になりますが、
この試験の肝は思考回路の構築と瞬発力、会話力に拠っていると思われます。つまり質問に対しどう考えどう行動するかを如何にすぐ答えられるかに尽きます。
 仰々しく書いてしまいましたが、しっかりとした自分の意見をはっきり言える様に知識をつける事が第一です。とにかく過去問の研究、対策資料の通読を繰り返すのみです。飽きるまで繰り返して下さい
 最後になりますが、素晴らしい対策資料を作成頂いたさらりーまん麻酔科医先生に心から感謝申し上げます。そして夜中まで勉強に寄り添ってくれた妻に感謝します。
麻酔科専門医試験体験談⑦

筆記試験

筆記試験の勉強は1月から開始し始め、9月に試験がありました。計8年分過去問を解きました。5周して、同じ問題が出たら必ず取れるようにして臨みました
過去問と同じ問題もたくさん出て新問もいくらか出題されたように思いますが、わりと解けた気がします。
過去問を何年分したらいいかはわかりませんが、私は8年分取り組んで受験し問題なかったように思います。これ以上は解かなくてよかったなと思っています。

口頭試問

口頭試問の勉強を始めたのは6月からです
本当は過去問7年分+青本の一問一答+ガイドラインの熟読+麻酔科専門医合格トレーニングという本+麻酔への知的アプローチ口頭試問問題集という本をするつもりでしたが、そんな時間は全くなくて、過去問5年分+ガイドラインの通読のみをしました。
過去問は6-8月の3ヶ月間で、青本を参考に過去問の答えを自分なりに作りながら周辺知識を蓄えました
9月からは問題文を見て、回答を何も見ずに口に出して言えるように練習し、10月に試験でした。
質問者と横で記録している方の2名がいました。雰囲気は穏やかな感じです。それほど詰まることなく答えられて順調に進みました。最後回答後すぐに試験終了の鐘がなりました。
2問目は全ての問題が終わってから時間が余ってただ座って待っていましたがその時間が何となく居心地が悪かったです。
かなり緊張する試験でしたが、実際受けるとわりとすらすら答えることができました。
何を勉強したから受かったかはわかりません。
滑舌良く聞こえる声量で答えるよう意識しました。
口頭試問は特に勉強の終わりが見えず、当初の予定よりも勉強できないまま臨んだのでとても不安でしたが、実際受けてみると大丈夫そうに思いました。
麻酔科専門医試験体験談⑧
無事合格していました!ありがとうございました!
サラリーマン麻酔科医様のおかげです!
下記体験談です。
昨年は「自力でなんとかなるだろう」という根拠のない自信があり、特に対策もせず、過去問を流し読みしただけで受験しました。
4つ答えよのところを3個しか思い付かず。んー、わからないです。といっても、あと一つ思いつくだろう?みたいなこと言われ、悩んでいたらタイムアップって感じでした。半分も問題に辿り着けず。あの試験官の顔は忘れません。笑
結果はもちろん不合格でした。
今年は試験の1ヶ月前から本格的に勉強を開始しました。本当は2ヶ月前から始める予定だったのですが、今年は試験が10月に行われることを知り、焦って準備を始めました。
昨年は口頭試問だけ不合格だったので、今年は学会のホームページに掲載されている口頭試問の過去問を解きつつ、青本を参考にして解答を確認するという形で勉強しました。青本に載っている過去問を解いた後は、そのまま個別対策を読み進めました。
個別対策をすべて読み終えたのは試験前日で、2周目をする余裕はありませんでした。前日夜から当日まで、山蔭先生の対策本を飛ばしながら流し読みし、口頭試験会場の待合室で、いわゆる「ドナドナ前」の時間に何とか読み切りました。
ホテルの部屋の前に到着すると、症例が書かれた用紙が渡され、3分間のメモタイムが与えられました。その後、12分間の口頭試問がスタートしました。
出題内容は、重症大動脈弁狭窄と頸動脈狭窄、甲状腺手術における両側反回神経麻痺でした。わからない時は悩まずに「次の問題をお願いします」と伝え、時間切れにならないよう気をつけました。
解答は決して完璧ではありませんでしたが、結果として無事に合格することができました。
麻酔科専門医試験体験談⑨
おかげさまで筆記・口頭試験の両方で合格をいただくことができました。
以下、今後受験する皆様の参考になれば幸いです。

筆記試験

7年分の過去問全問を、同じ問題が出たら必ず正答できる状態に仕上げて本番に臨みました。
よく「過去問5年分+ガイドラインを一読」が定番の対策として言われている印象ですが、自分は膨大な量のガイドラインを記憶する能力が全くなかったため、ガイドラインは口頭試験の対策中に気になったところだけ拾い読み+暗記していました。
実際に筆記を受験した感想ですが、Aブロックは1~50問目までは過去問そのままor少しだけ改変で、7年分対策していた限りではほぼ満点がとれる内容だったと思います。51問目以降は初めましての問題ばかりで、正直さっぱりわかりませんでした。
ガイドラインから出している!と気づける新問もいくつか散見されたのですが、記憶の糸をたどって二択くらいまでは絞れるもののそこからは勘で選ぶしかなかったです(しかも、試験を終えて調べた感じ二択をことごとく外しておりかなり凹みました。。。).
ガイドラインの内容がきっちり頭に入っていれば新問でもっと点が取れたかもしれませんが、どちらにせよ自分の能力では一読したくらいではうろ覚えで終わっていたような気がするため、結局過去問の完成度を上げて取りこぼしをゼロに近づけるほうが近道なのかなという印象でした。
また、Bブロックの新問のうちいくつかは口頭試験の過去問をネタにしている印象でした。よって、口頭試験の対策(5年分くらい?)は筆記前に必ずやっておいたほうがいいと思います
あとは、A, Bブロック共通の話ですが、過去に削除問題となっていた問題が一部内容を変えてリバイバルしている印象も受けたので、削除問題も自分で調べて正答を導けるようにしておくべきです

口頭試験

形式としては、
試験部屋の前で最初の情報が書かれた紙を渡される
  • →3分間のメモの時間
  • →いったん紙を回収される
  • →部屋に入る直前に先ほどの紙を渡され、そのまま入室
  • →1問当たりの試験時間は約15分(くらいだったと思います、、間違ってたらすみません、、、)
  • →終わったら退室して、斜め前の部屋の前にそのまま移動
  • →先ほどと同様に紙を渡され、以降は同じ
  • →2問目が終わって退室したらそのまま解散、帰宅という感じでした。
自分は過去問5年分を5周ほど+さらに昔の3年分ほどをさらっと確認して必要そうなところだけ覚えるという感じで対策していました。
結果、最後の問題を答え終えたあと、約1分くらい時間が余った感じでした。自分としてはサクサク進めたつもりだったのですが、思ったほど時間は余らなかったため、とにかく何か答えたり必要ならばパスしてどんどん先の問題に進むのが大事かと思います。
2問目はたぶん3分ほど時間を余らせて終了し、試験管の先生と少しだけおしゃべりタイムもありました。
受験した感想としては、やはり時間的な余裕があまりないため、サクサク進めることが大事かと思います。また、アウトプットの練習は必ずやっておくことをおすすめします
麻酔科専門医試験体験談⑩
筆記、口頭試問共に合格しておりました。

筆記試験

筆記はa問題もb問題も過去問と全く同じ問題が散見されました。新作問題も以前のB問題の様な突拍子もない問題は少なく解きやすい問題が多かったです。対策は過去問7年分を2周しましたが9割近くは取れた感触がありました。
1周目はしっかり解説を読み、気になった所はミラーかその他教科書で調べつつ解きすすめ、2周目は確認程度に解きました。試験対策期間は3ヶ月程かかりました

口頭試験

口頭試問は初日の午前グループで前日の情報が無い中での受験になりました。廊下で初期設定を見る時間が5分、入室してすぐ着席すぐ開始され試験時間は10分。終わったら斜め向かいの部屋に移動して2問目という流れです。
以前試験官をされていた先生に口頭試問は加点方式に採点されると伺ったので、リスク評価や鑑別などは止められるまで4個か5個ぐらい言いました。向こうが用意した答えを言えれば次の問題に促してくれます。一部答えられなかった問題以外は過去問通りの答えを並べ,無事ピロートークまで辿りつきました。試験中に私から喋りすぎて試験管からヒントとかはなく終わりました。
おそらく口頭試問も9割近くは取れてると思います。
口頭試問は1発本番の試験で緊張しますがしっかり対策すれば絶対受かるように出来てます。
対策は筆記に準じますがプラスαとして口頭試問の過去問をサラリーマン先生の青本を使いながら声に出して答える練習と、具体的な薬剤量を聞かれる事が多いので学会のHPから医薬品ガイドラインを一読し自分の中での試験用の容量を覚えておく事が重要です
後は必ず何かイベントが起こるので、急変時対応の教科書としてトラブルシューティングAtoZや麻酔科研修ノートの危機管理の章を一読すれば澱みなく答えられると思います。
術式別・疾患別の注意点としては同じく麻酔科研修ノートの術式別の麻酔ポイントの章と知的アプローチがおすすめです。試験対策期間は筆記の勉強量や普段の研修環境によって大きく異なると思います。私は筆記が終わった後から青本を使いながら過去問を解き直前にガイドラインに目を通して試験に臨みました。教科書読んだりは日常診療の合間でやられるのが良いかと思います。
麻酔科専門医試験体験談⑪

筆記試験

私の会場は、運転免許証で自動受付でした。(氏名変更などあれば有人受付でした)
他試験受験者も同時に待合室にいました。
A問題の前に受付、B問題の前に受付という感じです。場所にもよるかもしれませんが、座席に座ると目の前にはパソコンと紙と鉛筆、それに加えてノイズキャンセラーが置いてありました。
過去問は7年分やりました。A問題は例年通りの難易度、B問題に関しては、口頭試問と同じように実臨床をちゃんとやっていれば容易な新問ばかりでした。暗記する必要はないので、過去問暗記して次何やろうかなぁと悩んでネットサーフィンして本書き込みを見つけた2025年度受験生、ミラーの日本語版をとりあえずめくって見たことない表や図を覚えなさい。そのうちのどれかが必ず出ますよ。

口頭試験

問題内容は学会からの発表を確認してください。
約1.5mくらいの距離で試験官2人と対面し、右側に図などを提示するモニターがあります。試験官どちらか1人が最後まで喋り倒す制度なようで、もう1人は終始喋りません。
2022年度から試験委員が変わったようで、過去問の傾向からも分かる通り、実臨床に沿っています。
「あれ、こういう症例があったらどう対応するんだろう?」と日頃から疑問に思い学んでいれば必ず合格します
そして、麻酔科学会のガイドライン(例えばアナフィラキシーは他学会のガイドラインに書いてある薬剤投与量ではなく、麻酔科学会のガイドラインに書いてある薬剤投与量が模範解答として試験官に渡されているようでした。まぁ、他学会のものを答えても受かると思いますが、精神衛生上よろしくありませんよね笑) 、”医療事故の再発防止に向けた提言”など2023年度の麻酔科に関する重大ニュースなどを見ておくと良いと思います
風の噂で、試験問題は該当年の1月からにはすでに作成されているようなので、前年度のものが参考にされていると思います。
あと今回受けて感じたのは、呼吸器のグラフィックモニターを絡めた問題が多いです。グラフィックモニターが出ていない麻酔器を使っている先生も多いと思うので、一度は体系的に勉強してくださいね。
以上です、合格お祈りしてます。
麻酔科専門医試験体験談⑫

筆記試験

地元の小さい会場で受験できたので気が楽でした。他の試験の受験者も時間差で入室しそれぞれPCを使用します。操作も特に困ることはないと思います。

問題は後半に新問が多く、かなりひねっている印象でした。私は8年分の過去問を3周ほどしましたが、5年で十分だと思います。2年前に問題構成が変わったこともあり、臨床問題の復習が足りておらず、全く同じ過去問が出ていたのに間違えてしまうというミスを6問やらかしたので、隅々まできちんと覚えておくことが大事だと思います…。

口頭試験

私は⚫日目のトップバッター組でした。
⚫時から待機室に入室可能で、⚫時から試験前の説明が始まり携帯などを封筒の中にしまい鞄に入れて、受験票を持って移動が始まります。
試験はホテルの客室で行われ、1問ごとに受験生が部屋を移ります。まず客室前の椅子に座って簡単な説明を受けた後、時間になったら症例の書かれた紙が渡され3分計られ始めます。まず右上に自分の名前を書き、あとは用紙に自由に書き込み可能です。
3分経ったら隣の係員に用紙を預けると裏返しでまた渡されるので、入室まで裏返しのまま持っておきます。試験時間になったら中に案内されるので、棚に鞄を置き(1問目では鞄をそこに置いてくださいなど言われず戸惑いましたが適当に聞けばいいと思います)、椅子に座って試験開始です。
試験が終わったらエレベーターホールでそのまま解散です。予定試験終了時間は⚫時と要綱に記載がありましたが、私は⚫時頃に終了しそのままエレベーターで客室に上がりました。ポートピアホテルはチェックアウトが⚫時なので、試験早い組は荷物を部屋に置いたまま試験を受けられたので、その後着替えもでき助かりました。
合格発表は口頭試問の約1週間後、学会HPマイページに掲載されました。試験直前のメールマガジンに発表予定日が記載されています。発表当日の14:30頃に確認できました。発表時にメールは来ないので、そのあたりの時間に各自でHPを確認する必要があります。

口頭試問は2-3年前から明らかに難しくなり、今回の試験も明らかに「答えさせない」問題が作られているように感じました。周りも違う問題でも同じような感触だったようで、これ落ちるかもしれないな…と1週間ひたすら不安な日々でしたが、意外に合格していて、「あっこんな感じでも受かるんだ…これで受かってもいいんだ…」という感想です。みんな日々麻酔の仕事をしながらスキマ時間に勉強しないといけないのでとても大変ですが、他の人もきっと同じ条件だと思うと頑張れました。筆記試験の過去問は2周目ぐらいからパッと答えがわかるようになってくると思うので、周回ゲーと思えばいいと思います。がんばってください!
麻酔科専門医試験体験談⑬
お世話になっております。
お陰様で全科目一発合格できました、下記に体験談を記載致します。
ありがとうございました。

筆記試験

自分は筆記試験の3−4ヶ月前から過去問集を解きはじめ、直近7年分を3周して臨みました。
一般問題は、最初の50問くらいは過去問そのまま、その後の30問くらいは新作でした。
過去問はほぼ直近3〜5年以内のものから出題されていたように思います。新作問題は自己採点しても半分取れたかどうかというところで、試験直後はかなりがっかりしていました。。。
臨床問題も、同様に7割くらいは過去問そのままだったと思います。新作問題は、一般問題ほど難易度は高くなかったように思います。
全体的に、過去問暗記ゲーというのは例年と同様でした。過去問は直近5年分くらいで十分だったかなと思いました。新作問題の出来は全く気にする必要なかったです。

口頭試験

半年くらい前から青本の一問一答をちょこちょこ読み進めていたのと、筆記試験後から過去問を使って実際に声に出して答える、という練習を始めました(直近5年分)。
今年は筆記試験から口頭試験まで2週間ほどしかなく、その間に夏期休暇も勉強に当ててようやく間に合わせた感じなので、筆記試験前からもう少し準備をしておくべきだったと思いました。。
問題は15分×2題です。最初の3分間に症例の紙に書き込む時間がありますが、問題文の情報量も多く、頭の中で整理するのが大変でした。
試験後に思い返すと、「あの問題はこれを聞きたかったのか」「もっとこう答えるべきだった」と思うことがたくさんありましたが、、、お陰様で何とか一発合格できました。
青本は口頭試験過去問の解答集としても、一問一答の知識チェックとしても、大変使いやすく有用でした。有難うございました。
麻酔科専門医試験体験談⑭
おかげ様で合格することができました。自分は地方の病院に在籍しており同期も少なく、手術経験や情報の面で不利なのではないかという不安が強かったので、青本の存在が勉強面だけでなく精神的なサポートにもなりました。本当にありがとうございました。
 試験について:試験官の先生は1問目、2問目ともに最後の問題までたどり着かせようと、急いでくれている印象でした。部屋に時計はありませんでした。
質問内容に突飛なものはなく、薬剤の容量を答え忘れたときは、「量は?」と促してくれました。2問目では、時間が無くなってしまい最後の問題に答えている最中でアラームが鳴ってしまったので、回答がどの程度採用されたのか分からず不安でした。
やはり時間内に答えられるよう声に出すトレーニングが重要だと実感しました。
青本があって本当によかったです。ありがとうございました。
麻酔科専門医試験体験談⑮
さらりーまん先生ありがとうございました!
筆記と口頭試問ともに無事合格いたしました。

自身の背景

専攻医4年目での受験ですが、専攻医の間に出産し、今回の受験も妊娠中でした。
専門医試験自体はプログラム4年目であればどのような状況でも受けれるということだったので、今回受験を選択しました。意外と知られてない制度ですので、共有できればと思います
ただし注意点としては、試験の合格の有効期限は4年間だそうで、その4年間で、実務経験4年を経なければいけません(半年の休業一度までであればみなしの実務として休みノーカウント)

勉強初めた時期

上記の制度を知ったのが年末年始頃。その頃に必要な参考書を調べはじめました。
私が尊敬する先輩方はみんなさらりーまん先生の青本を持っておられたので、ネットの方より予約注文しました。
その他に知的アプローチの筆記試験対策(全く使ってない)及びフリマサイトにて過去問7年分(去年の分以外)と麻酔科専門医合格トレーニングをゲット。
去年分の公式過去問は6月の学会(半分しか読んでない)にて購入しました。(Amazon楽天では売り切れになってたようです)知的アプローチ口頭試問編も買いました(半分しか読んでない)
勉強を初めたのは4月頃です。仕事の合間に青本と専門医合格トレーニングを読む感じでした。5月頃〜妊娠悪阻で一旦勉強集中できなくなって7月頃〜本格的に過去問解きはじめました。
飽き性なので、過去問解くことに疲れたら、青本や合格トレーニングを見る感じ。
8月中旬頃〜本格的にやばいと思い始めて、子どもたちを寝かしつけた後の1時間と朝の15分ほど必死に勉強しました。
9月の毎週土日どちらかは夫に子どもを任せてカフェ勉や図書館で勉強させてもらいました。感謝です。
9月入ってからは筆記試験に焦点を絞ってました。口頭試問の勉強は10月以降〜。口頭試問は正直何を勉強していいか分からず、アウトプット練習をしてました。たまにガイドライン見る程度。

勉強量

過去問は8年分3周しました。ですが、実際3年5周とかの方が良かったのかもしれません。みたことあるけど答え思い出せないとか、ちょっと選択肢変えられて自信ない問題もありました。口頭試問は青本の過去問を57回くらいまで。62回と61回は2周しました。

勉強方法

ほとんどの過去問や本をPDFファイルに落とし込んで、タブレットでどこにでも持ち歩きしてました。ガイドラインもタブレットに。苦手単元ごと(ex.神経関連、小児心疾患関連、計算問題など)に問題集をメモアプリを利用しスクショ等したりして試験直前は重点的にやってました。わからないことや、何故この答え?ってなるようなことは生成AIに質問して、教えてもらってました(いろんな論文から探してくれるのでめちゃくちゃ便利)
青本は、当日ギリギリまで読みたかったのでそのまま本として読んでました。(電子機器は電源切らないといけない)
また、青本の過去問解答例をスマホに録音して1.5倍速で通勤の車の中などのスキマ時間に聞いてました。
アウトプットは、同僚や先輩の先生、夫に試験管役してもらいやってました。実際メモを取るところから練習してました。

筆記試験について

CBTで、めちゃくちゃこじんまりした雑居ビルが会場だったのでここで合ってるのか?と不安になりました。のんびりしすぎて遅刻するのが怖かったので、隣の駅のカフェで勉強してました。到着すると同期や知り合いが複数人。待ち時間試験の事を喋ってたら他の関係ない試験もしてたそうで、静かにと注意されました。笑
午前に一般問題、午後に臨床。一般の80問中最初の50問は知ってる問題でした。ところが51問目くらいから全くわからない。後でしようと思いマーカーをつけると、見事にマーカーだらけ。笑
手応え感じないまま昼ご飯へ。何もない駅だったのでみんな同じ飲食店に入ってる感じでした。臨床問題はもう少し過去問率高かったですが、同じく新作は合ってるのかよくわかりませんでした。笑
帰りに同期と新作の問題とかを振り返りしてました。その後家で、全くやってなかった知的アプローチの問題集を見つけ、パラパラしてたらなんと新作だと思ってた問題と全く同じ問題が数問!あれはやっとくべきだった参考書ですね
覚えてる新作問題は
・カプノメータで、吸気(呼気?)はどこからどこまで?
・中心静脈カテの注意点 ZONEなど タイムアウトなど
・常位胎盤早期はく離のリスク因子
・敗血症について 下肢挙上テスト 輸液反応性
・エコーでの気胸所見
・WPWの病態
・フォンタン手術後の手術での合併症
・甲状腺クリーゼ

口頭試問について

午後〜の集合だったので、前泊せずに電車で行きましたが、満員電車が8か月妊婦にはしんどすぎました。
ロビーに着くと、スーツを着た人がみんなブツブツ言ってて異様な雰囲気。圧倒されました。一般客からみたらきっとだいぶ変です
集合時間〜電子機器の電源を切るので、人によって待ち時間は変わりますが、私の場合ドナドナされるまでの40分ほどは、メモした紙や青本をチラチラ見てました。(もちろんほとんど頭に入らず)
試験は、廊下でお付きの人から説明受けたあと、症例の紙とボールペンが渡され、そこに3分のメモ時間が与えられます。
3分後アラームがなったら裏向けにし、少し待たされたあと、廊下に出てる受験生が一斉に中に入ります。中に入ると10分?15分?の試験がスタートです。名前と受験番号を伝え、2人の試験管が座ってる前に用意された椅子に座ります。
試験管がとても優しい方だったので、既往歴見直してみよっか?などとヒントくれました。完全に試験管が当たりでした!患者役に対してお決まりの文句である「何か質問はございませんか?」と尋ねた瞬間にアラームなり終了で時間ギリギリでした。
2問目は時間は2分ほど余り、雑談も特になくシーンとして、なんならこちらで話したいので出ていってくださいとか言われて、あぁ、だめだったかと落ち込んでましたね。試験管は一問目より淡々と進めるクールな方という印象。

最後に

口頭試問では直前に見てたような内容は全く出ず。でも声出しトレーニングは役に立ちましたので、筆記試験で積み上げた知識を声に出すトレーニングを2週間してて良かったと思いました。
フレイルとかは盲点でしたので、もし口頭試問だけ再受験することになってたらほんとに1年間何を勉強したら良いのか迷子になりそうです。やはり普段の診療を丁寧にやることが大事なのでしょうか?
麻酔科専門医試験体験談⑯
去年口頭試問に落ちてしまったので、2度目の挑戦でした。
1年間、何をやるにも口頭試問のことが頭の片隅にあり辛い毎日でしたが、今回は2度目の正直で合格することができ、本当にホッとしています。
失敗を元に自分の足りなかった点を振り返ると、やはり声を出しての練習が少なかったと感じました
今年は一緒に受ける後輩と一緒に、さらりーまん先生の対策本を見ながら12分のタイマーをかけて模擬試験を行い、時間の感覚を掴む練習や簡潔に答える練習、わからなくても何か言う練習を繰り返し行いました。
結果、このやり方がすごく良かったです。
試験のための練習としてももちろんですが、時間的猶予がない中で外科医や周りのスタッフに麻酔科専門医として意見する、という能力が求められているのかなと想像しています。(事実、そういった問題も多いですよね)
しかし口頭試問は運の要素がかなり大きく、それは問題の当たりだけでなく試験官の当たりもあります。こればかりはどうしようもないので、もし落ちてしまった人もあまり自分を責めすぎないようにして欲しいと思います。
機構専門医の受験制度では、現役合格のチャンスは2回あるので、そのどちらかで合格できたらいいな!くらいの気楽さで受けてください。
あとは、良き試験官は良き受験生から、と思うので、挨拶や身だしなみ、礼儀、表情などで幸運を引き寄せてください(笑)
最後に、さらりーまん先生、本当にありがとうございました!
麻酔科専門医試験体験
お世話になっております。
対策資料のおかげで無事合格を果たせました。
ありがとうございました。
以下感想と覚えてる限りの問題です。

前日

やはりポートピアホテルに泊まるのが最適解と思います。会場慣れしますし。
最上階のビュッフェは美味しかったですし部屋も広めでゆったり過ごせました。
ただベッドと枕はいまいち合わず、壁も薄く廊下の雑音などが気になりました。

当日

朝イチで眠かったです。泊まってる人は手ぶらで会場にいけるのがメリットです。起きて発声練習していきました。いっぱい喋るので水分も多めに取って向かいました。
スーツ、ノーネクタイ、革靴で行きました

感想

テンポよくハキハキとを心がけました。
けっこうスライドみながら話してたのは反省点でした。
多分、最後までいって時間余ってて、その時点で合格点いってなければ救済措置で前の質問に戻ったりすると思います。
時間に余裕を持って終わらせる事が大事かなと思いました。去年の地震とかがくる前に。
直前期は、『ぼくのかんがえたさいきょうのますいしょうれい』などを作ってイメトレしてました(病的肥満フォンタン妊婦グレードAからのEXITとか)
資料は本当にまとまっていて勉強しやすかったです。ありがとうございました。
麻酔科専門医試験体験談⑱

筆記試験対策について

やったこと:過去問6年分5周
7月に前年度の問題集が届いてから取り組み始めました。5年分を3周はした方がいいと聞いてましたが、時々6年前の問題も出てたので6年分やりました
1周目をとりあえず1ヶ月で終わらせて、2周目からは間違えた問題にチェックをつけつつ、暗記事項を暗記アプリに入力していきました。寝る前に暗記アプリをするようにしていたので、3周目はスムーズに終わりました。
筆記試験の前に緊急を引いて勉強できないとストレスだと思ったので、筆記試験の1ヶ月前に6年分3周目を終わらせるようにペース配分してました。
筆記試験の1週間前は間違えた所だけ4〜5周目をするつもりだったので、それまでは口頭試問対策に当てました。
結果的には筆記試験は過去問が解ければ問題なく受かると思いました
新問は難しい、というか意味不明な問題もあるので、できなくても気にしなくていいです。早めに過去問の対策を終わらせて口頭試問対策をした方がいいのではと思います。

口頭試問対策について

やったこと:さらりーまん対策本、過去問8年分3周、知的アプローチ問題集2周、合格トレーニング問題集2周
まずは8年分過去問を解きました。本番を想定しながら、声に出して答えを作ることを繰り返しました。
当初思っていた以上に一問を解くのも大変で、1時間で4問解くペースが頭の体力的にも限界でした。
筆記試験が終わってからやり切るのは、仕事をしながらだと不可能に近いと思いますので、筆記試験前から取り組んで良かったと思います
ただ8年分もやると、頻出テーマで聞かれるパターンや流れが見えてくるので自信はつきました。その他問題集も2冊やりました。どっちかだけでも良かったかもしれませんが、今回の無痛分娩のように未出問題も収録されてるので余裕があればぜひ。
筆記試験までにそれぞれ2周し、筆記試験の後から過去問3周目をやりました。
本番はポートピアに前泊しました。
長くなりましたが以上となります。貴重な対策コンテンツだと思いますので、著作権問題に負けず頑張ってください。
麻酔科専門医試験体験談⑲
受験無事に終わりました!
筆記は合格済みのため、産休から復帰する4月に口頭試験の勉強を始めました。自分で振り返ってみて、落ちた年はちゃんと口に出して答える練習が足りてなかったなーと思ったので、しっかり口に出すことを意識して過去問5周+αしました。
その成果が出たのか、合格できました!
青本につきましては以前に受験した際に購入したので今年度分も購入するかどうか悩みましたが、過去問から解答を作る時間的余裕と正しいかどうかの自信がなく、また購入させていただきました。新たにまとめも作って下さってあり、最新版購入して大正解でした。販売停止になってしまう前で本当に良かったです。ありがとうございます。
後輩たちのためにも販売再開できることを祈っております。
麻酔科専門医試験体験談⑲
私の受験は⚫日目の⚫時集合でした。
ポートピアホテルのチェックアウトが12時なので、試験終了後チェックアウトできる形でした。

口頭試験

口頭試問は部屋の外で問題文を渡され、3分見た後(書き込み可)問題文を伏せて入室になります。
全体を通して、青本で得た知識がとても役立ちました。
例年聞かれることは大体似たり寄ったり(どうせ完全新作なんて作るのが大変、聞かれるところは小児、心臓、妊婦、脳外科、呼吸器外科、大量出血、気道確保困難)なので、過去問を勉強する手段として青本は有用でした。
本格的に口頭試問の勉強を始めたのが1ヶ月前とかなので、青本無しには効率的な勉強はできなかったと思います。
当日の服装ですが、青本にはフォーマルな格好が無難とありましたが動きにくいのがイヤ+荷物が増えるのがイヤなので私服で行ったら、その時間に集合した人の中で私服は私だけでした。
それでも合格するので本当に服装は関係ないようです
麻酔科専門医試験体験談⑲

筆記試験

7〜8割は過去問どおりで差がつきにくい印象でした。
特に新しいトピックはなく、新作問題で難しかったのは静脈麻酔薬の薬物動態に関する問題です。各薬剤の薬物動態モデルに関するものと、半減期と薬剤名の組み合わせを答える問題でした。あと、低K血症の原因として抑肝散を選ばせる問題もありました。
 過去問ベースであるため時間的に余裕があり、PCの操作も簡単で焦ることはありませんでした。

口頭試験


 例年どおり神戸ポートピアホテルの客室で実施されました。2日間をいくつかの時間帯に区切って受験者が割り振られました。控室は地下1階の大広間で、集合時間20分前より入室可能でした。
 あらゆる電子機器の電源を切り配布された封筒に入れた上でカバンにしまうよう指示されます。それ以降は紙媒体の参考書しか使用できないので注意が必要です。

 受験番号順に業務用エレベーター(通称:ドナドナエレベーター)に乗って試験会場である客室に案内されました。各客室の前に椅子が置いてあり、スタッフが問題用紙とペンを持って待機していました。3分間で症例の内容を把握してメモを残さなければなりませんでした。合図とともにその紙を持って一斉に入室しました。入室して15分間試験が行われ、すぐに次の部屋に案内されて同様の流れで別の問題に取り組みました。試験終了後、ゲスト用のエレベーターでフロントに降りて解散でした。
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