🗣️ 小児の手術②:肥厚性幽門狭窄症,先天性食道閉鎖,十二指腸閉鎖など

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📝 問題リスト

  • 肥厚性幽門狭窄症
    • 肥厚性幽門狭窄症児の術前に必要な検査をあげてください.
    • 肥厚性幽門狭窄症の術前管理の要点を診察も含め説明してください.
    • 肥厚性幽門狭窄症の麻酔導入はどのように行いますか.説明してください.
    • 肥厚性幽門狭窄症の麻酔維持はどのように行いますか?
    • 肥厚性幽門狭窄症の術後の注意点にはどのようなものがありますか.
  • 先天性食道閉鎖(気管食道瘻)
    • 気管食道瘻にはいくつかタイプがありますが,Gross分類ではどのタイプが一番多いですか.またそのタイプの位置を説明してください.
    • 気管食道瘻患者で確認すべき合併症を挙げてください.
    • 食道瘻根治術前に胃瘻を置いて数日後に根治術を行うことがありますが,胃瘻造設術を行う理由について説明してください.
    • 気管食道瘻(GrossC型)の麻酔方法を特に術中の換気方法について具体的に説明してください.
    • 先天性食道閉鎖や先天性横隔膜ヘルニアで術中の酸素飽和度モニターを2カ所に装着する理由を述べてください.
    • 先天性食道閉鎖や先天性横隔膜ヘルニアで術中の酸素飽和度モニターを2カ所に装着する理由を述べてください.
    • 先天性食道閉鎖や先天性横隔膜ヘルニアで術中の酸素飽和度モニターを2カ所に装着する理由を述べてください.
    • 気管食道瘻の術後合併症をいくつか挙げてください.
  • 先天性十二指腸閉鎖・狭窄
    • 先天性十二指腸閉鎖の特徴的な画像所見は何ですか?その所見が得られる理由も説明してください.
    • 先天性十二指腸閉鎖の合併奇形について,主なものを挙げてください.特に手術・麻酔管理に影響を与えるものについて説明してください.
    • 先天性十二指腸閉鎖の術前管理について,特に重要な点を説明してください.
    • 先天性十二指腸閉鎖の麻酔管理上の注意点について説明してください.特に,術中の輸液管理と胃管の取り扱いについて具体的に述べてください.
    • 先天性十二指腸閉鎖の術後合併症について,主なものを挙げてください
  • 先天性横隔膜ヘルニア:CDH
    • 先天性横隔膜ヘルニアの古典的3徴を挙げてください.
    • どの部位からの脱出が多いですか?
    • 先天性横隔膜ヘルニアの呼吸不全の本態は何ですか.
    • 先天性横隔膜ヘルニアの術前・術中の呼吸・循環管理について説明してください.

👥 はじめに

まっすー

昔はピロステと食道閉鎖,最近では十二指腸閉鎖が出てますね

さらりーまん

そう.小児で口頭試問作ろうと思ったら,普通のヘルニア,骨折,脳腫瘍除けばこのあたりを出さざるを得ないね.こども病院や大学病院とかでなければそんなにかけることはないと思うけど,当たったときは全力で勉強もかけて管理しよう.CDHは口頭試問での出題はないけど,筆記試験では出てるよ.

まっすー

こどもこわい

Keywords

肥厚性幽門狭窄症 低カリウム血症 気管食道瘻 先天性食道閉鎖 Gross分類 先天性十二指腸閉鎖 double bubble sign 先天性横隔膜ヘルニア:CDH 低クロール血症 低ナトリウム血症 肺高血圧 動脈管開存 pre-ductal post-ductal

🤔 肥厚性幽門狭窄症

Q. 肥厚性幽門狭窄症児の術前に必要な検査をあげてください.
  • 嘔吐による脱水と電解質異常の評価が重要です.
  • 血液検査では電解質(Na,K,Cl),血液ガス(代謝性アルカローシス),血算(Hb,Ht),凝固系,肝機能,腎機能を確認します.尿検査では尿中Clを測定し,胃液喪失の程度を評価します.
  • 画像検査では胸部レントゲン写真で誤嚥性肺炎の有無を,腹部エコーで幽門筋の肥厚を確認します.また,体重測定を行い,嘔吐による体重減少の程度を評価します.
  • 脱水の評価には,臨床症状(皮膚ツルゴール,大泉門,尿量など)の観察も重要です.
Q. 肥厚性幽門狭窄症の術前管理の要点を診察も含め説明してください.
  • 出生歴や先天奇形の合併をチェックし,脱水の評価として大泉門の陥凹,口腔内乾燥,流涙の有無,皮膚ツルゴール,心拍数,体重減少,毛細血管再充満時間,活気を確認します.上腹部のオリーブ様腫瘤の触診も行います.
  • 電解質異常(低Na,低K,低Cl)と代謝性アルカローシスの評価を行い,胃管を留置して胃内容を持続的に吸引します.
  • 電解質はNaを130mEq/L以上,Kを3.0mEq/L以上(尿量確保後に補正),Clを85mEq/L以上(尿中Cl 20mEq/L以上)まで補正します.補正には1〜2日(時に3日)を要することがあります.
  • 補液は生理食塩水や半生食を10〜20ml/kg/時で投与し,尿量1〜2ml/kg/hr以上を目標とします.
  • 乳酸リンゲルは代謝性アルカローシスを助長する可能性があるため使用しません.
  • 内科的治療として硫酸アトロピンによる幽門筋弛緩を試みることもあります.抗コリン作用による幽門筋の弛緩で狭窄症状が改善する可能性があります.
Q. 肥厚性幽門狭窄症の麻酔導入はどのように行いますか.説明してください.
  • 胃内容排出障害があるためフルストマックとして扱います
  • 麻酔導入前に経鼻胃管を挿入し,可能な限り胃内容を吸引します.
  • 標準のモニタリングに加え,観血的動脈圧測定も考慮します.
  • 30度程度の頭部挙上位とし,プロポフォール・ロクロニウムで迅速導入を行います.Cricoid pressureは施行できますが,乳児での有効性と安全性には議論があり必須ではありません.
  • 筋弛緩薬の効果発現までは,10cmH2O程度の軽い用手換気で酸素化を維持します.
  • 気管挿管はカフなしチューブを用い,愛護的に行います.導入時は脱水による循環虚脱に注意し,必要に応じて輸液負荷を行います.
  • 乳児のcricoid pressureは,軟骨が柔らかく効果が不確実な上に,気道損傷のリスクもあります.また,圧迫による血行動態の悪化も懸念されます.

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