🗣️ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者 | 麻酔科専門医試験口頭試問対策

Contents

📝 問題リスト

  • 睡眠時無呼吸症候群の基礎知識
    • 睡眠時無呼吸症候群の定義を説明してください. 
    • 睡眠時無呼吸症候群の診断に用いられるAHIとそれを用いた重症度分類について説明してください.
    • 睡眠時無呼吸症候群の分類にはどのようなものがありますか? 
    • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群を疑う所見のSTOP-Bangとはなんですか.
  • 睡眠時無呼吸症候群患者の麻酔
    • 睡眠時無呼吸症候群患者で全身麻酔を施行する場合の注意点について説明して下さい.
    • 睡眠時無呼吸症候群患者の抜管後・術後の注意点について述べてください.

👥 はじめに

まっすー

毎日見ますね

さらりーまん

そうね.気をつけなければいけないのは,太っていない人でも隠れSASがいることだね.いびきに自分が気付いてなくて同居家族もいなかったらwからないこともある.

まっすー

油断してたら,あれ?意外と・・ってことありますもんね

さらりーまん

本当に隠れでわかりにくい場合はしょうがないけど,とりあえずわかりやすい人の場合はきちんと気道評価と準備をしておくことだね.

Keywords

睡眠時無呼吸症候群 OSAS AHI 無呼吸・低呼吸指数 STOP-Bang

高度肥満患者の麻酔に関しては こちら(ブログは作成中) で

🤔 睡眠時無呼吸症候群の基礎知識

Q. 睡眠時無呼吸症候群の定義を説明してください. 
  • 無呼吸・低呼吸指数(AHI:apnea hypopnea index)が5以上で,日中の過眠などの症状を伴うものです.
  • 無呼吸の定義は,口,鼻の気流が10秒以上停止すること,低呼吸は10秒以上換気量が50%以上低下することを言います.
  • 気道閉塞の有無により閉塞性と中枢性に分類されます.
  • ポリソムノグラフィーや簡易睡眠時呼吸モニタリングや夜間パルスオキシメトリなどの検査があります.
  • 確定診断にはポリソムノグラフィーが必要なので,施設も限られお手軽な検査ではないですが,スクリーニングとしては簡易モニタリングも有用です.最近は在宅での簡易検査も増えてきています.私も肥満ではありませんが,SASありますorz.
Q. 睡眠時無呼吸症候群の診断に用いられるAHIとそれを用いた重症度分類について説明してください.
  • 1時間あたりの無呼吸と低呼吸の合計回数をAHI(apnea hypopnea index)と呼びます.
  • 正常は5未満.30以上は有意に生命予後が悪くなります.
  • 軽症は5≦AHI<15,中等症は15≦AHI<30,重症はAHI≧30に分類されます.
  • 30以上の重症になると,無治療では生命予後への影響が指摘されています.原因に応じて積極的な治療・対症療法(CPAP)の介入が必要になります.

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