まっすー


📘:書籍版に記載
🔵 青文字:重要
🔴 赤文字:最重要
Contents
📝 問題リスト
🤔 輸血による主な合併症(▼)
- 📘 急性期の輸血の主な合併症を挙げてください
🤔 急性溶血性輸血副作用(▼)
- 📘 溶血性輸血反応の初期症状を述べてください
- 📘 急性溶血性輸血副作用が生じた際の症状と対処について説明して下さい
🤔 輸血関連急性肺障害:TRALI(▼)
- 📘 輸血関連急性肺障害:TRALIの診断のポイントを挙げてください
- 📘 TRALIの発症リスクについて説明してください
- 📘 TRALIの治療について説明してください
🤔 輸血関連循環過負荷:TACO(▼)
- TACOとは何ですか?簡単に説明してください
- 📘 循環過負荷(TACO)を示唆する所見を挙げてください
- 📘 循環過負荷として判断するための所見にはどのようなものがありますか?
- TRALIとTACOの鑑別点を述べてください
🤔 輸血拒否患者への対応(▼)
- 📘 輸血を拒否する患者への対応において,最も重要な原則は何ですか?
- 📘 一般的に,自己の意思決定能力がないと判断されうる状態はどのような場合ですか?
- 18歳以上の輸血拒否患者の場合,どのように考えますか?
- 📘 15歳以上18歳未満で意思決定能力があると判断される場合,本人も両親権者も輸血拒否の場合はどう考えますか?
- 15歳以上18歳未満で,意思決定能力があると判断される場合,本人は輸血に同意しているが両親権者が拒否している場合はどう考えますか?
- 15歳以上18歳未満で,意思決定能力がないと判断される場合,両親権者が輸血を拒否した場合はどう考えますか?
- 15歳未満の場合はどう考えますか?
👥 はじめに



ここも重要ポイントですね



危機的出血,輸血関連の合併症は確実に押さえておこう.通常の輸血副作用から,TRALIの診断までいろいろ.



TRALI,TACO,電解質異常,溶血性副作用・・・ぶつぶつ



あと,輸血拒否,一回くらい出そうな気がするんだよね・・



ビートたけしさんのドラマを覚えてます
Keywords
輸血合併症 急性溶血性輸血副作用 輸血関連急性肺障害(TRALI) 輸血関連循環過負荷(TACO) 移植片対宿主病(GVHD) 高カリウム血症 輸血拒否患者
🤔 輸血による主な合併症
📘 急性期の輸血の主な合併症を挙げてください
免疫学的副作用と非免疫学的副作用に大別されます.
【免疫学的副作用】
- 急性溶血性輸血副作用,
- 発熱性非溶血性輸血副作用,
- アレルギー反応,
- 輸血関連急性肺障害(TRALI),
- 輸血後GVHDなどがあります
【非免疫学的副作用】
- 循環過負荷(TACO),
- 感染,
- 電解質異常(高K血症,低Ca血症)
- などがあります.
【大量輸血時に特に注意すべき点】
- 希釈性凝固障害やDICの進行 → 凝固系検査の頻回評価と適切なFFP
- 血小板補充 保存血由来の高カリウム血症・クエン酸蓄積による低カルシウム血症
- 低体温の進行 → 輸液・輸血の加温
- TACO・TRALIのリスク増大
- 咽頭〜気道粘膜浮腫の可能性
補足・解説
- 遅発性の合併症として,遅発性溶血反応や輸血後鉄過剰症なども重要です.
- 免疫系への影響としてTRIM(輸血関連免疫修飾:Transfusion-Related Immunomodulation)も知られています.
- TRIMは,同種輸血により受血者の免疫応答が変化し,観察研究では術後感染や癌再発のリスクが高くなる可能性が指摘されていますが,ランダム化比較試験では必ずしも一貫しておらず,因果関係についてはなお議論があります.
- 白血球除去によりTRIM関連の有害事象が軽減しうると考えられており,これも白血球除去輸血が推奨される理由の一つとされています.
- 大量輸血時の実践的ポイント: 血液ガス分析と凝固系検査(フィブリノゲン値を含む)による継続的評価,輸液・輸血の加温,尿量モニタリングが重要です.
- SAS・肥満・困難気道を有する患者では,大量輸液後の気道粘膜浮腫による気道管理困難のリスクにも留意します.
- 大量輸血の定義 には複数の基準があり,「24時間以内に循環血液量相当(10単位以上)の輸血」や「3時間以内に循環血液量の50%以上の輸血」などが用いられる.
🤔 急性溶血性輸血副作用
📘 溶血性輸血反応の初期症状を述べてください
- 発熱・悪寒,血圧低下,ヘモグロビン尿,背部痛・輸血部位の疼痛が主な症状です.
補足・解説
- 全身麻酔中は症状がマスクされるため,原因不明の血圧低下・出血傾向・ヘモグロビン尿に要注意.
- DIC,急性腎不全に進展する可能性があります.
📘 急性溶血性輸血副作用が生じた際の症状と対処について説明して下さい
- すぐに輸血中止し,患者の識別・照合を確認します.
- カニューラ接続部から輸血セットを交換するとともに,残存製剤と患者血液で再検査(クロスマッチ)を行います.
- 十分な輸液負荷を行い,利尿薬投与(フロセミドやマンニトール)と重炭酸ナトリウム投与(尿のアルカリ化)により尿量維持と腎保護を図ります.
- 溶血に対してはハプトグロビン投与を考慮し,DICの発症に注意を払います.
補足・解説
- 急性溶血性輸血副作用が疑われる場合は,原因が特定されるまで原則として輸血を中止し,患者・製剤双方の再検査を行います.
- 救命上どうしても輸血継続が必要な場合には,輸血部と相談のうえ,ABO不適合を避けつつ,可能なかぎり安全性の高い血液製剤(O型RCCやAB型FFPなど)を選択することが検討されますが,これはあくまで“最後の手段”であり,原則は血液型・不規則抗体を再確認したうえで適合血を使用します.
- 近年は電子照合システム(患者リストバンドや,輸血ラベル等)の導入により、ABO不適合輸血のリスクは大幅に低下していますが,完全には無くなっていないようです.
- ほとんどが患者取り違えや血液製剤取り違え,システムの使用手順の誤り,緊急時の確認不足など,人為的なミスによります.
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