体験談①
記憶があいまいなところが多々ありますが、ご了承ください。
① 筆記
東京会場で受験しました。知り合い同士で受けに来ている人を羨ましく眺めつつ、音楽聞きながら自作のノートを流し読みして待ち時間をつぶしましたが、あんまり頭に入りませんでした。
女性の受験者が多く、BとCの間はトイレが混みすぎてて行けなかったので、水分は控えめにしたほうがいいかもしれません。
本題ですが、AとCは比較的過去問が通用しましたが、Bは新しい問題ばかりで1問目から諦めそうになりました。とにかく、わかるところや過去問と同じ問題はとりこぼさないようにしました。試験終了後の場内のざわつきが尋常じゃなかったので、みんな同じ感想なんだなとホッとしましたが、あまりできたとは言えず、不安なまま東京をあとにしました。
② 口頭
- 1例目は肥満の40代男性。最近ふらっとする人の緊急のラパ胆。
CTと採血結果をぱーっとモニターに映され「いつでも戻ってみることができます。」と言われながらも問題が矢継早に出題されて、戻って確認するという発想が出来ませんでした(これが落とし穴)。導入に何を使うか、術中の血圧上昇への対処、降圧剤を使ったあとどのくらい待つか、術後抜管しない場合の鎮痛薬・鎮静薬は何を使うか、など聞かれました。「ふらっとする」というエピソードから頭か心臓が来ると思っていたので、術中の血圧上昇の原因がさっぱり思いつかず「麻酔が浅いとか、でしょうか・・・。」みたいなことを答えた程度で脳内パニック状態。その後「フェントラミンで降圧することにしました。」という試験官の言葉でやっと最初に見たCTで副腎が腫れていたことに気付き、「最後にここまでの経緯を外科医に引き継ぐつもりで説明してください。」と言われたところで「血圧上昇は、副腎が腫れているので褐色細胞腫が疑われます・・・。」としどろもどろに話しました。
- 2例目は70代男性、S状結腸穿孔の緊急手術後。
ノルアド流しながらICUに行くところ。まず人工呼吸器の波形が2つ提示され(去年も似たような出題があったと思います)、PCVはどちらかを問われました。PCVとVCVの利点を2つずつ(1つしか言えませんでした)、あとはARDSに準じた人工呼吸管理の設定等を聞かれました。
- ロールプレイ問題は挿管困難だった甲状腺術後、頚部が腫れている患者の抜管をしたがる外科医を説得するというシチュエーションでした。
ロールプレイは抜管しない理由(気道閉塞のリスクがあるから)、どうなったら抜管していいか(リークテストしてOKだったら)、抜管時に注意することは(DAMに基づいた準備)等について答えました。
3問とも似通っていて、ある意味良心的な出題だったと思いますが、褐色細胞腫に気付かなかったら落ちてたかも、と思います・・・。
③ 実技
- ACLS(AsystoleからのCPR→VFでショック1回かけて終了)
ポイントを話しながら行うスタイルでした。体験談から2分間心マすることを覚悟で行ったんですが、30秒も押してません。全部言ってもらったからもういいよ、という感じでした。すごく優しい試験官でした。
- エピ&新生児の挿管
カイザーのエピ、どこから刺すかという問いから始まって、清潔手袋の付け方、ドレープのかけ方、抵抗消失法での硬膜外腔の確認の仕方、チューブはどのくらい入れるか、新生児の口腔~気管の解剖学的な特徴などを聞かれました。試験官がとてもいい人で、かなり誘導尋問してくれました。
- 経鼻ファイバー挿管&輪状甲状間膜穿刺
普段殆どファイバー挿管なんてしないので、しかもファイバーも自施設のものと違い、かなりテンパりました。なんとか気管に入りましたが、「チューブの位置が正しいかどうかどうやって確認しますか?」と聞かれ「聴診で左右差がなければ・・」と答えたものの「他には?」と再三聞かれ、出てきませんでした。Xpとかですか?すみません、殆どやったことが無くて・・・。穿刺も研修医の頃に外科で1回やったかどうかで、こちらも自信はありませんでしたが、場所と手順は間違えずにできました。が、ガイドワイヤーひん曲げてしまったので、おそらく気道ではないどこかに迷い込んだんでしょう・・・。
- TAPブロック&腕神経叢ブロック鎖骨上法&TOFモニター
自分はこのセクションは0点だと思うので、聞かれたことだけ書きます。生身の模擬患者に対しTAPブロックの実施部位をエコーで出す。皮下脂肪は?外腹斜筋は?内腹斜筋は?と問われるので「一番上です。」「その下です。」などと答える。薬の注入部位も聞かれました。鎖骨上法もエコーで出して、鎖骨下動脈と神経叢はどれか聞かれました。その後コンニャクに対し模擬エコーガイド下ブロック施行。
TOFモニターの貼り付け位置を2か所聞かれ、それぞれ貼る。
お恥ずかしながら、TOFモニター、使ったことないんです・・・。あまりの出来なさに試験官に「まあ、TOFモニターあんまり使わないよね~。」と同情されたくらいです。ブロックも経験がないので、エコーを当ててあの4層構造がキレイに出てきて逆に驚いたくらいです・・・。
以上より、完全に落ちたと思って神戸から帰ってきたので、どうして合格したのかさっぱりわかりません。
どれも合格ラインは6-7割くらいということでしょうか。
受験されたみなさん、お疲れ様でした。
そしてsalaryman-anesthesiologist先生、本当にありがとうございました。
体験談②
体験談③
筆記試験
口頭試験
時間が10分ほど余り、i-gelの使い方についてしばらく喋ってから退出しました。
体験談④
このたびはお世話になりました。おかげさまで合格できました。
今回は口頭試問のみ。落ちたら後がないというプレッシャー。
去年思ったのは、普段手術室麻酔をまじめにやってても、
今回はペインや緩和、集中治療のガイドラインをチェックして、
口頭試問の段取りは去年と同じ。今回は集合してから、
入室すると、試験監督2人。大分お疲れのようで、
症例提示については、
これからの受験生のかたには
口頭試問は何を勉強していいのか分かりにくいところですが、
以上、私の体験記でした。
体験談⑤
筆記試験
BもCも、ほぼ全部が好きなものを2つ選べ、
口頭試問
LISAは麻酔科に入局してから毎月買っていたので全ての号が手元にあり、これがけっこう役に立ったように思います。
まとめファイルが本当に助かりました
自分が当たった口頭試問は
②帯状疱疹の治療(IgA腎症 ステロイド内服中)
で、どちらも過去問に準じた内容でした
ただ、どちらも相当突っ込んで幅広く質問されました
例えば2問目は
最初に画像を見て帯状疱疹の診断
鎮痛薬は?
鎮痛薬効かなかったのでブロックをすることにしました 2種類挙げて?
epiと肋間神経ブロックと回答したところ、
肋間神経ブロックのやり方を口頭で説明してください 薬の種類と量も と続きます
どんなことが起きると予想されますか?
初期治療はどうする?→Nアセチルシステイン
1問1答でポンポン回答していかないと時間は足りなかったと思い
実技試験
過去問で公開されている分に関しては教科書を読み直したり、
まとめファイルをフルで活用するならば、
まとめファイルをよくあれだけまとめてくださったな~
体験談⑥
筆記試験
5年分を2回、
本年は筆記から口頭試問まで1週間しかなかったため、
A問題のプール問題は、
A問題のレベルは例年通りと思います。
B問題は本当にできませんでした。予想5割です。
C問題は例年通りのレベルの問題でしたが、本年は心臓外科、
どなく、集中治療、救急の問題が例年より多かったように感じました。
B問題が出来な過ぎて、
口頭試問
口頭試問は2日目でした。
1日目に受験した方の問題は他の人に聞いてください。ただ、
2日目、
①6歳身長体重正常児。21トリソミー。
いた。今回両側鼓膜チューブ留置の手術を受けることになった。
がある。
私は小児の麻酔の経験がほとんどなく、部屋に入るなり、「
私が小児の経験がないと言ったためか不明ですが、
- 試験官:術前に知りたい情報は?
- 私;心疾患以外の合併症についてなにがあるか、
術後ICUでの経過など。また現在の心機能の情報など? - 試験官;新しく加える検査は?
- 私;えー、ですから心エコーとか、レントゲン、血ガス、
一般採血? - 試験官;他には?
- 私;分かりません。
- 試験官;この児の前投薬はどうしますか?
- 私;いびき、無呼吸があるので、出来ません。
- 試験官;はい。ではスローインダクションで入眠後、
患児が突然呼吸がおかしくなりました。何を考え、どう対処しますか? - 私;喉頭痙攣でしょうか?100%酸素で陽圧をかけますが、
ダメだったらプポフォールとか筋弛緩を静注します。 - 試験官;抹消がどうしてもとれません。
- 私;えっ?(まじで?そんな問題過去問にないじゃん)
では骨髄穿刺で... - 試験官;はあ?骨髄穿刺?
- 私;(だめだ、全然終わってる)
PALSで緊急時はそのようにすると教わりました...すみません。( あとで聞いた所サクシンの筋注が答えでした。) - 試験官;はー、もういいです。では その後、術後大暴れした状態で 抜管したところ、
また呼吸困難に陥り吸気時の喘鳴と陥没呼吸が著明になりました。 なんでしょうか? - 私;吸気時の喘鳴。。。クループ?
- 試験官;はい、でどうしますか?
- 私;ステロイドでしょうか。
- 試験官;・・・で、エピネフリンの吸入をしたところ、
改善しました。念のため、 - 試験官; ICUに入室しました。
私をICUの先生と思って申し送りをして下さい。(その通りしました。)
②72歳女性、少し肥満だったかな?
梢神経ブロック+全身麻酔で施行。特に問題なく終了、抜管した。
- 試験官:末梢神経ブロックは何をしますか?二つ答えよ。
- 私;これも経験がありません。膝なので、
大腿神経ブロックでしょうか?あと は坐骨神経? - 試験管;はい。では、抜管後、(モニターに表示される)
中濃度酸素6Lマスク投与でしばらく様子を見ていたらSpO2が99%から88% に低下しました。何を考えますか? - 私;突然発症か不明ですが、肺・脂肪塞栓とか、術後無気肺とか。
。。 - 試験管;そのために必要な検査は?
- 私;塞栓なら造影CT,無気肺なら胸部レントゲン、
またモニターが正常かもちろん確認します。 - 試験管;はい、では(モニターにインスピロンを表示)
患者にこれを6L40%で投与しましたが、酸素化は改善しません。こんどは8L35%( すみませんはっきり覚えていません)にしてみましたが、酸素飽和度は変化ありません。 どうしますか? - 私;...(分からない)挿管でしょうか?
- 試験管;
この濃度では実は患者に供給される酸素濃度はほとんど上昇してい ません。 - 私;あっ、ではリザーバマスクにかえます。
- 試験管;ほかには?
- 私;。。。
- 試験管;次、セミファーラー位にした所、SpO2:92%
まで改善しました。意識レベルもまずまずです。その状態でICUに入室します。 私をICUの医師と思って申し送りを。 - 私;セミファーラー位にして酸素化改善したので、
術後無機肺だったと考えます。(術中あった事に加え)体位ドレナージをおこなって、 吸痰につとめてください。
③接遇問題;硬膜穿刺した患者への説明。
- 接遇は無難にこなしました。
実技試験
- ACLS
- 鎖骨下静脈を超音波で示せ(
モニター患者あり) - エコーガイド下内頚静脈穿刺
- 麻酔器の点検
- DAM
これまで、Down症の子供の全麻の問題なんか出ましたか?
まとめノートは本当に役にたちました。
本当にありがとうございました。
体験談⑦
第53回麻酔科専門医認定試験体験談
筆記試験
A問題は過去問でほぼ全てがカバー出来る範囲でした。
B問題は散々でした。
まぁ、みんな出来なかったと思います。
ここは、あまり資料は関係ありませんでした。
C問題は診断方法を聞いてくることが多かった気がします。
口頭試問
口頭試問の資料をやり込めば、問題ないと思います。
実技試験
例年同様です。
筆記試験、
あれをやっていなかったら試験中、
大変御世話になりました。
ありがとうございました。
体験談⑧
筆記試験
私は一般病院に勤めるもので、取り敢えずは過去問をと思い、
勉強量が圧倒的に少なかったので、
口頭試問
口頭試問は運次第と腹をくくっていたのですが、
実技試験
実技試験は、挿管困難の気管挿管と輪状甲状間膜穿刺、
以上思いつくままに書きましたが、
体験談⑨
- まずはMRIを見せられて診断名を答えさせられました。
- A:聴神経腫瘍
- Q:そうですね、では障害されている神経を5つ教えて下さい
- A:聴神経、顔面神経、迷走神経、三叉神経、舌咽神経です
- Q:そうですね、麻酔はどのようにしますか?
またその際の問題点を挙げてください。 - A:まず全身麻酔で行います。
太っているのでSASなどの症状を聞いて重度であれば意識下挿管 を行います。高血圧があるのでそのコントロール状態を聞きます、 臓器血流が高めでないと還流しないかもしれないので注意します。それほど重要ではないかと思いますが脳圧を上げないためTIVA で管理します。糖尿病がありそうでHbA1cチェックしてコントロール不良であ れば強化インスリンでコントロールをしっかりつけてから手術に挑 みます。嚥下障害、肥満、糖尿病の可能性でフルストマック、 迅速導入で挑みたいですがSASの状態も聞いて考えます - Q:手術はこのような体位で行われます、なんといいますか(
パークベンチ体位の写真を出される) - A:えーーと、ビーチチェアじゃなくてえーーと あの知ってはいるんですが出てこないです汗
- Q:先生の言いたいことは分かります(笑いながら)パークベンチで
すね、この体位の利点欠点を述べてください。 - A:欠点は心臓より高い位置の部位なので空気塞栓が起こる可能性、
腋窩神経障害が起こる可能性など、利点は手術視野が取りやすく肩が邪魔にならないことなどでしょう か? - Q:そうですね、腋窩神経障害を起こしにくいと言われています、
空気塞栓はそれほど心臓から高いわけでもないので可能性はそれほ どないのかもしれません。 術中神経を温存したために行う方法として何かありますか? - A:えーーとABRですか
- Q:そうですね、もう一つないですか?
- A:わかりません
- Q:さっき述べてもらった5つの神経を守りたいのですよね?
その中で刺激するものはないですか? - A:んーー顔面神経ですか
- Q:そうですね、では手術終了後、
舌が腫れていましたが脳外科からは神経症状も見たいので覚まして 抜管してくださいと依頼がありました。どうしますか? - A:舌が腫れている、肥満、
もともと嚥下障害があることから抜管で気道のトラブルが起こる可 能性があり寝かしたままICUが無難かと思います。 - Q:そうですね、
では最後にICUの担当医師にこの事案を申し送ってください。 - A:上記で述べた問題点をまとめて喋っておしまいになりました
- Q:問題点を5つ挙げてください
- A:高齢女性 ガンの転移がある 強いオピオイドを内服している 馬尾症候群が出現している 腹臥位で出血の多い手術である
- Q:術前オキシコドンは中止しますか?
- A:退薬症状が出るので続けます
- Q:では退薬の症状を3つ答えて下さい
- A:下痢、不穏、発熱、発汗などですか
- Q:そうですね、では当日何mgくらい飲ませますか
- A:うーーん40mgくらいですか(自信なさげ)
- Q:(うなづきながら)いいですよ、
ではプレガバリンの副作用を教えてください - A:ふらつき、めまい、複視、腎障害などですか
- Q:もう一つなにかありませんか?
- A:わかりません
- Q:むくみですね、では術中の気をつける事を教えてください
- A:腹臥位にするので回転時にルートやモニターに気をつけます、
眼球圧迫や神経障害を起こさないように体位を気をつけます。出血が多くなる可能性あるので輸血の準備、 Alineを準備します。 また麻薬が効きにくいと思うのでバイタルに注意して痛みのコント ロールをしっかりします - Q:(うなづきながら)いいですよ ではbioavailabilityについて述べて下さい
- A:え?えーと、うーーん
- Q:聞いた事はありますか?
- A:あっはい(なんとなくだけど)
- Q:モルヒネは静注と経口で同じ量で同じ鎮痛効果がありますか?
- A:いえ、そんな事はないです。
腸管からの吸収や代謝によるので投与経路で効力が違います - Q:そうすよね、(その後試験官によるbioavailabili
tyの簡単な講義が30秒ほど開催させた汗) 最後にこの内容をICUの担当医に申し送ってください - A:上記の問題点をまとめて話しておしまい
- A:麻酔科の○○です、よろしくお願いします
- Q:口腔外科の○○です、よろしくお願いします。
- A:経鼻挿管希望との事なんですがバイアスピリンもあり鼻出血のリ
スクがあります、バイアスピリンは切れませんか? - Q:脳外科から切らないでくれと言われているんです。
- A:では経口挿管では手術はできませんか、
当科では気道のリスクを最小限にしたいです。 - Q:(うなづいて)経口でもできます、
ではそのようにさせて頂きます。
体験談⑩
筆記試験
筆記試験は自己採点だとA問題が90%、B問題が30%、
B問題は泣きそうになりました…
基本やはりA問題逃げ切りが正攻法の攻略でしょうか
ぼちぼち筆記の試験勉強を始めたのが4月始め頃ですが、6-8月中旬までの期間は勉強が進まず、
以下試験内容です 二つ目は一緒に受けた同期のものです 同期もまとめファイルの恩恵を受けたので体験記を書いてくれまし
>
口頭試問
①症例1:38歳男性 肥満体型 難聴、耳鳴りがありCTで異常を指摘された
CTR拡大あり
顔面まひ、顔面疼痛、嚥下障害、嗄声を認める
1.この人の問題点は?→上記の現病歴ほぼ読み上げる
2.画像を見せられ、診断は?→聴神経鞘腫
3.ではどの脳神経が障害されてますか?四つ 聴神経、顔面神経、迷走神経、舌咽神経?というところで、
(
4.何の術前検査に対して知りたいですか?→採血、ECG、
5.どんな麻酔?→TIVA 使う薬について なぜそれを選択したかなど問われる
6.どんなモニタ必要?→SEPとかMEP…
7.この体位のときの利点・欠点は?→
8.術後舌が腫脹していたが主治医に抜管して欲しいと言われる、
9.ICUのドクターへの申し送り内容→
②症例2:74歳普通体型の女性の悪性黒色腫
腰椎転移で腰痛あり
オキシコドン80mgとプレガバリン100mgで緩和良好
腰椎後方固定することに
1.何が問題?
2.この人の麻酔方法は?何に注意する?
3.術前の内服はどうする?
4.術後鎮痛方法は?何をどれくらい?
5.プレガバリンの副作用って?
6.Vではじまる?用語を聞かれて、
7.術後ICUにいくことに。何を申し送る?
③ロールプレイ
内頸動脈狭窄でバイアスピリンのんでる患者に下顎骨腫瘍摘出した
→鼻血ブーになるからダメ的な話、ヘパリン化などの説明、
口頭試問は時間があまり雑談 雑談もおわり、30秒ほどシーン…
例年通り口頭試問開始前に廊下で5分間症例について読む時間があ
実技試験
①マスク換気可能だけど、研修医が挿管に失敗
説明しながら好きなデバイスで挿管してください→AWS使用
それでもできなかったら?→輪状甲状間膜穿刺
実演してくださいと言われ、布で隠されていた人形が出てくる→
②帝王切開の脊椎麻酔のやり方と生まれたばかりの赤ちゃんの挿管
成人と赤ちゃんの解剖学的な違いを挿管しながら答えさせられたけ
③ACLS PEAの人 心臓マッサージ、エピワンショット上肢挙上し生食フラッシュ、
④麻酔器始業点検
親指で呼吸回路閉塞させていたら掌で抑えましょうと言われました
総括
口頭試問はある程度こたえると先生たちはマウスをカチッと押して
一人はやさしめで、
オキシコドンは…前日まで飲んでもらう…?かな?
以下は同期の口頭試問です※ありがとうございますm(__)m
①COPD合併の高齢女性の回盲部癌切除術。
85歳女性。COPDで在宅酸素療法中。
問題点4つ
1.どんな麻酔方法選ぶか。(硬脊麻選んだ)
2.麻酔高はどこまで効かせるか,何をどれくらい投与
3.選んだ麻酔方法のメリット、デメリット
4.術中モニターは
5.手術終わり際、痛みを訴えている。どうする
6.硬膜外麻酔投与→何をどれくらい
7.閉創時、腹硬く閉まらない、腸管せり出している。どうする
8.術後、何に注意するか、外科医に何を申し送るか
②日齢0日、在胎週数36週、食道閉鎖C型の根治術
上記患者、体重2.5kg、羊水過多で緊急帝王切開で分娩。
1.食道の異常はどこにある?
2.画像出される。奇形があると言われるが、どんな奇形があるか
3.気管支鏡画像。構造物
4.アプガースコアどんなものか
5.麻酔方法
6.術中、起こりうる問題は
7.パルスオキシメーターを上肢と下肢につける。理由は?
8.胎児循環遺残の原因3つ
9.この子に行う点滴は?
10.挿管管理どれくらい?
11.鎮静は何にする?
12.NICUで何を申し送るか
③若年女性、肩関節脱臼の全麻オペ、
あいさつとかはいいです、といわれる
血栓のリスク、スガマデクスとの相性の問題についていう。
本当にやめなくていいのか?
肺塞栓と答える
もともと待機手術なので、待てるなら、
具体的にどれくらいやめたらいいのか
分からない…一週間?と答える\(^o^)/
以上になります
先生のまとめファイルには大変お世話になりました!
あとサイトに載ってる去年の体験談(特に実技)
この体験談も来年受験する麻酔科医にとって参考になればと思いま
口頭試問には筆記のC問題に関連した問題が出たかな~
長文になってすみません
本当にありがとうございました(^O^)
体験談⑪
昨年口頭試問を落としたため、
- ①この症例の問題点は?
- ②導入では薬はどれくらい使いますか?110kgですが、
体重通りに薬を使っていいですか?この人の理想体重は? - ③マスク換気は可能ですが、喉頭展開しても喉頭蓋が見えません。
コーマック何度ですか? 2回挿管トライしましたができませんでした。どうしますか? - ④
気腹をした時の生理的な変化は? - ⑤
術後3日目に下部消化管穿孔のため緊急手術となりました。 septic shockです。( モニターにEDGTのアルゴリズムが一部空欄で出て) 空欄部分にくる治療は何ですか? - ⑥術後、ICUの医師へ申し送りをして下さい。
- ①心電図、CXP,L/
D以外に術前に知っておきたい検査結果、情報はありますか? - ②(
モニターに入室時のバイタルが表示。BP70/40,HR, SpO2は忘れてしまいましたが、正常範囲内だった気がします。 )導入は何をどれくらいつかいますか?具体的に答えてください。 ③(モニターにシネ画像)CAGの結果はこうでした。 どこが詰まっているか指でさして下さい。また、 これは何番ですか?➡たぶん#6 - ④(モニターにTEE画像。
カラー動画)所見を言って下さい。➡多分、中隔穿孔 - ⑤(
モニターに術野写真)見える範囲で、 人工物はどこに何が入っていますか?➡写真の角度からでは、 右房に脱血管しか見えませんでした。 - ⑥ポンプ離脱時に、
血圧70/40,HR40でした。どうしますか? 対策を4つ答えて下さい。 - ⑦IABPを入れました。(
モニターにCXP表示)IABPの先端はどこにありますか? 指でさして下さい。その位置は適正ですか?➡ 先端がかなり下にありました。 - ⑧(モニターにECG,A-
line,IABPの波形表示)1:2でアシストしていますが、 この波形は正しいといえますか?どのように直せばよいですか?➡ バルーンの拡張が、拡張期とずれてました。 - ⑨
ICU医師への申し送り
最後になりましたが、まとめファイル本当にお世話になりました。
体験談⑫
口頭試問
①喉頭レーザー
②帯状疱疹
③
小冊子の内容で、ほとんど回答することができました。②と③
時間があって、試験管と談話する時間があったのですが、
①で、喉頭レーザー治療中に、チューブが燃えました。
という質問に、応援とチューブの抜去交換、
その前に、初期消火という答えを待っていたそうです。
②で、患者がアセトアミノフェンを大量内服しました。
アセトアミノフェン中毒だし、念のために、
③は、断固として断り続けるのが正解みたいです。談話の時には、
口頭試問の緊張感から解放されたときには本当に疲れ切っておりま
おかげで専門医になることができました、
体験談⑬
筆記試験
口頭試問
実技試験
体験談⑭
筆記試験
6月位からやろうやろうと思い実質7月中旬からのスタート
4年分やりました
直近3年分は3回やりました
A問題で過去問出ててたのに間違えたりわからなかったりX2問題
BやCは勿論分からない
途中で放り出して退室しようかと思ったほどでしたし、
どういうカラクリだか分からないけど受かってました
途中で投げ出さなくて良かったです
何度も同じ問題をやっていると答えを覚えてしまいますが選択肢の
口頭試問
1:肥満患者の腹腔鏡下前立腺全摘
高血圧、狭心症の既往あり EF50 拡張障害あり
- 問題点列挙5つだったかな?
- 導入時に気をつけること
- 挿管困難でコーマック分類グレード幾つか、対処法→人を呼ぶ、
AWS、BFでダメだったので起こすことにしました - 頭低位にする時の副反応 呼吸系二つ循環系二つ神経系二つ
- 直腸センコウしてしまった。 血圧低い何考える?→volが足りないのかも知れないし、(
試験官シーン) 直腸穿孔しているのでゼプティックショックになっているのかも( 試験官うんうん) - EGDTの穴埋め→ひとつ答えられませんでした。
しっかり覚えたと思っていたのにガックリ… - ICUへの申し送り
2:AMIの患者にCABG
- 検査は?
- CAG見せられてどこに異常がある?→
これは画面上の場所を指差す感じでした。 - 何番?→
今から考えれば6番だと思いますが7番と言ってしまい試験官はシ ーンとしてじゃ、まぁ次。みたいな… - TEEの動画を見せられて所見は?→ きっと何処かの動きが悪いんだろうと思って見ててよく分からない
… と思っていたらいつの間にかカラードップラーが入っていたので中 隔穿孔にしました… - 導入を具体的に
- 術中写真見せられてどこに何がはいってる?→
血液がかなり赤いように見えてちょっと迷いましたが右心耳に脱血 管と - ポンプオフの時橈骨動脈で血圧脈拍低い。対処は?→
正解はよく分かりません。 HRが遅いのでペースメーカーを使います。 術野を見てvolが足りなそうであればMEさん側から送ってもら うとか補液するとか…。(ちょくしで見るの?と言われて、あ、 TEEでも、と慌てて答えました)あとはカテコラミンの投与…。 橈骨での血圧なので末梢がしまっているのかも知れないからもっと 中枢で測ったり手が冷たかったら末梢を開くように…。( この答えはうんうんと頷いてくれました) - IABPいれることになった。
レントゲン見せられてどこに先端ある?場所は適切? じゃぁどこが適切? - 波形見せられて何か異常はある?どう対処する?→(
波形をじーっと見ていたら、ちょっと分かりにくいかな? ちょっと難しいね、これは分かりにくいね、と) 私はあまり心外が得意では無かったので言葉が分からなかったので すが、ここの圧の立ち上がりが早すぎるので、 バルーンを拡げるのが早すぎるのじゃないかと…。 あまり答えられると期待されて無かったのかおぉ~ と言われました。 - ICUへの申し送り
3:耳鼻科から喉頭蓋炎のキセツの申し込みがあった。
接遇問題がイマイチ誰に何を言えばいいのかわかりませんでした
じゃぁ今から救急外来に見に行きます。
何の準備をしますか?と聞かれ、挿管困難用のダムカートとか…
今から考えると局麻でやるように主治医に言えば良かったかな?
過去問に出てきた所は落とさずに他の所は考えつくことを口に出し
結構時間が無くて文章を最後まで言い切る前にキーワードが出れば
試験中は特に試験官は優しくも厳しくも無かったです
でも合ってる答えの時にうんうんと頷いて貰えると安心して次の質
終わってからは優しい言葉をかけてもらいました
私は心外は殆どやったことが無いのでかなり不安でしたが、
実技試験
これは普段オペ室麻酔をかけていて、
筆記終わってから勉強すれば余裕かな?
試験官がすごく優しかったです
麻酔器チェックは順番を間違えた。
ブロックの部屋でもすごく優しかったです
口頭試問は正答が分からないので一人で勉強していてもちょっと不
みんなと同じように答える。
これで人生最後の試験にしたいです。
ありがとうございました。
体験談⑮
筆記試験
試験勉強を何となく始めたのは、2014年1月くらい(試験8ヶ月前くらい)でした。
真剣に勉強しはじめたのは、5月くらいでした。(受験申請を終えた辺り)
筆記試験は、過去問をメインに勉強しました。
5年分を全体を3回。最近3年分は4回。
その中で、正答率の悪い問題は、更に2回ほど解きました。
まず、1回目は過去問のみで勉強し、
2回目から、間違えた問題について、まとめファイルを読みながら勉強させて頂きました。試験3ヶ月前くらいから、筆記試験原文集を手術室内に持ち込み、麻酔中は原文集。家では過去問で勉強しました。(苦手な分野の原文集から使用。すべては使い切れませんでした。すいません。)
計算問題は、いつまで経っても解ける気がしませんでしたが、直前(2-3週間前)に原文集の中の計算問題のみがまとまっている部分を集中的に勉強させて頂き、大変助かりました。
試験当日。私は昼食、飲み物を持参しました。
学会を通じてお弁当を注文されている方が多かったですが、受け取りに長い列が出来ており、持参してよかったと思いました。
過去問をそのまま覚えてしまっている問題もあり、マイナーチェンジに、かなり惑わされましたが、何とか合格できました。
口頭試問
口頭試問 30分(臨床問題2問、接遇1問)
実技試験4問ありました。
口頭試問→実技試験の順番で受験しました。
対策は、5月頃に、青本を使って過去問を勉強し、その後は、筆記試験の過去問に疲れた時などに時々、青本の想定問題を読ませて頂く形で勉強しました。実技試験については、過去に出た問題についてガイドラインの確認を行いました。
筆記試験後の1週間、夫(整形外科医)に試験官になってもらい青本で解答を自分で口で言う練習を行いました。
口頭試問はとにかく緊張してしまい、頭が真っ白になりました。
試験官の先生2名。ノート型パソコンが先生方の前にあり
パソコン上で採点しているようでした。
1人は優しい方でしたが、もう1人の方は高圧的な態度に感じました。
①3才、70cm/9kg、21トリソミーの子で、鼓室形成予定。睡眠時無呼吸ありといったことが事前に渡された紙に書いてありました。
聞かれたことは、
- 術前評価で何を確認したいか?21トリソミーに合併する疾患は?
- 心内膜床欠損ope後→術前に何を確認するか?しておきたい検査。それで何を見るのか?
- 前投薬は、どうするか?(する/しない、その理由)
- 導入中にSpO2低下→何を考えるか?どうするか?
- 挿管チューブサイズ。
- 術後、抜管後に、SpO2低下。呼吸状態悪化。→何を考える?どうする?
- ICUに搬送します→申し送りをして下さい。
②60才くらい(すいません、忘れてしまいました)人工膝関節置換術を全身麻酔+神経ブロックで施行。術中、特に問題なく、酸素5Lで病棟に帰室。
- 考えられるブロック2種類
- 術後、なぜ酸素投与をするのか?
- 術後回診に行ったら、SpO2低下→どうするか?
- 酸素マスクとインスピロンの違い
- インスピロンでもダメな場合、次に何を使うか?
- 考えられる原因。診断のための検査は?
- ICUに搬送→申し送りをして下さい。
③硬膜外麻酔で硬膜穿刺してしまった患者さんが術後に
激しい頭痛を訴えている。今後の経過の見通しも含めて患者さん本人にご説明。
症例問題では、本当に、言葉が出て来ませんでした。
「あの、あ、あれ。。あの」みたいな感じです。
そして、追加で出された情報、驚くほどに頭に残っていませんでした。
(申し送りの際に、非常に焦りました)
そして、練習の時は、すぐに「これでいいんだよね?」と確認してしまったり、
試験官役も「うん、うん」と相槌を打ってくれていたので、答えられていましたが、
本番では「は?」「本当ですか?」(正解でも)「他には?」といった試験官からの言葉などに、
どんどん追い詰められ、自信がなくなり、答えられなくなる、という悪循環にはまってしまいました。
(正直、いまだに合格が信じられないくらいです)
この正解を言っていても、「本当ですか?」「他には?」という試験官からの言葉は、
別の受験日の方でも聞かれたそうです。
実際に、口に出して答える練習も有用だと思いましたが、
試験官役は、先輩医師などにお願いし、「なるべく相槌はなしでお願いします」と言ってから
練習した方がよかったかと思いました。
実技試験
各部屋に試験官2名。i-padを持っておられ、それで採点しているようでした。
全て、研修医に説明しながらやるようにと言われました。
ACLS(PEA→Vf)
麻酔器始業点検
CV(エコーで鎖骨下動脈、静脈、胸膜を描出。その後、人形で内頸静脈穿刺)
DAM(なんでも好きなもので挿管。その後、輪状甲状膜穿刺)
ACLSでは、波形の名前(PEA,Vf)、胸骨圧迫の場所、深さ、速さ。
呼吸のタイミング(1分間何回位)、薬剤(ボスミン、投与量)、
DCのJ数(二相性と単相性それぞれ)を試験官から追加で聞かれました。
CVでは、エコーで動脈、静脈と同定した理由。
高度バリアプレコーションと回答させ、更にその具体的な内容。
CV留置の深さ。固定はどうするか。を追加で聞かれました。
DAMでは、ファイバー、AWSなどのデバイスが置いてあり、
好きなものを使って挿管してくださいと言われました。(私はAWSを選択)
AWSは本体とイントロックを組み立てるところから。
輪状甲状膜穿刺では、2つキットが置いてあり、どちらでもいいと言われました。
(ちなみに、私は緊張のあまり、輪状甲状膜穿刺の単語が出てこなくなってしまい、
「輪状、輪状・・・輪状軟骨」と言ってしまい試験官に「はぁ?」と言われてしまいました。)
以上です。
次に受けられる方の参考になれば、幸いです。
本当に、まとめファイルを作って頂き、ありがとうございました。
体験談⑯
無事1回で合格することが出来ましたので、
①A問題100題
→既出問題が約80題くらいあった印象。
手応えとしては、78題は確実に既出通りで自信あり。
②B問題50題
→ほぼ新出問題。相当難しかったです。
予想得点は2~4割。東京会場は、試験後、
③C問題50題
→例年通りかやや難。予想得点は3~5割。口頭試験
①80代の男性、胸部ステントグラフト挿入術の麻酔。既往:
- 質問:採血・レントゲン等の一般的な検査以外で、
術前に必要な検査、重要と考える問診等を答えて下さい。→胸部CT、心エコー、呼吸機能検査、Hj分類、普段の血圧 - 質問:造影CTをお見せします。所見を言って下さい。また、
それでどう考えますか?→中枢側が、 3分枝の左鎖骨下動脈に及んでいるか微妙なところです。 INVOS等の神経モニターが必要と考えます。 - 質問:もうお話がでましたが、神経モニターを2つ教えて下さい→INVOS、MEP
- 質問:MEPをお見せします。術操作後、MEPが次のように(
フラット)なりました。何を考え、どうしますか?→ ステントグラフトによるアダムキュービッツの動脈閉塞を疑います 。術者に伝え、ステントグラフトの位置の変更を要請します。平均血圧を上昇させ、 脊髄ドレナージで脳脊髄液の排出を行います。 MEPに影響を与えている麻酔を変更します。筋弛緩残存の可能性があるならスガマデクス投与、 吸入麻酔薬使用していたのであればプロポフォール等の静脈麻酔薬 に変更します。 - 質問:脊髄ドレナージは実際にどのように管理しますか?
具体的に教えて下さい。→いつも術者の言う通りに管理しています。 何cmH2Oで引いてたかな・・・?すいません、わかりません。 - 質問:術後覚醒不良でした。原因は?→低体温、高齢、プロポフォール長期投与?
- 質問:何とか抜管はできました。僕(試験官)
をICUの医師と思って申し送りをしてください。→80代の男性で、胸部ステントグラフト挿入術施行しました。 既往に高血圧と肺癌で左肺上葉切除があります。 術中にMEPが一度フラットになりましたが、位置調整、平均血圧上昇、脊髄ドレナージで改善しました。 術後麻痺もありません。 低体温が原因と思われる覚醒不良がありましたが、 ガスも問題なく、抜管しました。左上葉切除後でもあるので、呼吸は注意して管理して下さい。 下肢麻痺の出現にも気をつけて下さい。
②70代の男性。
(詳細は忘れましたが、ギリギリショックでは無く、
- 質問:必要な検査、及び、
麻酔中に必要なモニターを教えて下さい。→胸部レントゲン、血液検査(特に凝固)、心エコー、胸腹CT、 抗凝固薬内服の有無。フロートラック& プリセップまたはスワンガンツ、CVP。 - 質問:どういう状態と考えますか?→エンドトキシンによる敗血症でプレショック。
- 質問:術中、何に注意して管理しますか?目標数値等を挙げて、
研修医の先生に管理法を指導するように教えて下さい。→CVPが8~12㎝ H2Oになるまで細胞外液やHES製剤を投与、 必要あれば昇圧剤を使用して平均血圧は60mmHg以上、ScvO2を70以上、 RCCを投与してHt30前後をキープして下さい。 - 質問:術後の胸部レントゲンです。所見を言って下さい。→やや両側に浸潤影があり、
肺水腫になりかかっているような印象です。 - 質問:術後予想される病態3つ、それぞれ治療を言ってください。→敗血症、肺水腫、腎不全。エンドトキシン吸着療法、利尿剤、
透析療法。
③60代女性。小脳腫瘍摘出術施行。手術時間10時間。
僕(試験官)は脳外科の医師で、先生に抜管のお願いをします。
- 試験官:抜管して下さい。
- 麻酔科:抜管なんですが、今日は抜管出来ないと考えます。
というのも、この方、換気・挿管が非常に難しいこと、 長時間の腹臥位で、舌も肥大しており、おそらく声帯も浮腫が著しいと思います。 万が一再挿管になった場合、対応困難と考えます。 - 試験官:え?ガスは問題ないんですよね?抜管できないんですか?
- 麻酔科:はい。
意識状態を確認したい先生のお気持ちもわかりますが、 安全第一で抜管は明日以降が良いと思います。 - 試験官:いつ頃抜管出来ますか?どうすれば早く抜管できますか?
- 麻酔科:明日以降です。
ステロイド投与で浮腫の軽減をはかります。 - 試験官:具体的にどうなったら抜管できます?
- 麻酔科:そうですね。
気管支鏡で声帯を観察して浮腫がないことを確認、 カフリークテストで、カフ脱気して換気量の差が100ml以上? あれば抜管します。 - 試験官:もちろん抜管する時は先生が来てくれるんですよね?
- 麻酔科:極力僕が行けるようにします。
麻酔科が責任を持って抜管します。
お疲れ様でした。
以上、口頭試問のやりとりです。
試問後終了までの3分程、雑談タイムがありました。
実技試験
①妊婦に脊髄くも膜下麻酔単独で麻酔して下さい。人形にSAB。
- 試験官:実技しながら質問に答えて下さい。
あなたの施設では消毒は何を使ってますか?→イソジンです。 - 試験官:なるほど。アルコールだと何%のものを使いますか?→え?え~?確か0.5%だったかな?
- 試験官:濃度位、知っててね。はい、ルンバールオッケーでした。
生まれてきた子供がぐったりしてます。挿管して下さい。 チューブは3.0、4.0、5.0。子供の人形登場。→え?満期産ですよね?(ん?3.0、4.0、5. 0の3択なら、サイズは3しかありえないか) - 試験官:そう、満期産。挿管しながら聞いてね。
こどもの気管は大人と何が違うの?→えーと、大人より高位で、 一番狭い部位が声門ではなく声門下部?です。 - 試験官:そうそう。このブースは以上で終わり。○○先生(
私の所属する教室の教授)にろしくね~。
②ACLS
- 試験官:(モニター上、
サイナスリズムHR40が表示されている。) 試験官を研修医と思って、指示しながら蘇生して下さい。意識はありません。挿管されています。頸動脈も触れません。 はいどうぞ。→PEAです。心マ開始します。では、 アドレナリンとフラッシュ用の生食を準備して下さい。 - 試験管:どこをどれくらいのペースで押してますか?→剣状突起の下半分を1分間に100回以上です。
- 試験官:呼吸のペースはどうしますか?→30対2です。
- 試験官:はい、2分立ちました。(モニター上、Vf)→Vfです。除細動行います。2相性?では200Jで。
ピポピポピポピポ。離れて下さい。除細動します。ドン。 - 試験官:以上です。雑談タイム。○○先生(
私の所属する教室の教授)によろしくね~。
③分離肺換気
- 試験官:右肺腫瘍で手術です。153㎝の女性です。
人形にダブルルーメンチューブを挿管して下さい。 隣の試験官を研修医と思って説明しながらやって下さい。サイズはいくつですか?→35Frです。 - 試験官:はいどうぞ。→この青い部分が左の気管支のところになるよう留置します。
まず喉頭展開します。盲目的に挿入し、 気管支鏡でのぞいてみます。右側から気管支鏡をいれます。(お?いいね。普通にいいところに入った。)今、 とてもいい位置に入ってます。( 念のためこれがセカンドカリーナでないことを確認するために、 右の上葉支の解剖を解説。) - 試験官:はい、ではダブルルーメンが上手く入らなかったとして、
今度はブロッカーを入れて下さい。→はい、では普通に挿管して、顔を右に向けて、 気管を左に寄せてと、あれ?人形堅いな?よいしょ。 ではのぞいてみます。あれ?これ右かな?左かな?あれれ? - 試験官:これは右に入っているんですか?→ええと、あれ?入ってると思いますが・・・ん?
- 試験官:研修医に説明して下さい!→(おばさん女医さん恐!)はい!ええと、わかりにくいですが、
気管軟骨がある方が腹側ですので、ええと・・・。( もはやパニック) - 試験官:
では画面の上に気管軟骨があるとしたらこれは今右にはいっている のですか?→ええと・・・はい、そうです。いや、違います。あれ?
時間終了の合図。
④神経ブロック
- 試験官:はい、実際の人にエコーをあてて、
TAPブロックの画像を出して下さい。→(ええと上から、皮下組織、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋、 腹腔だよな)はい、出ました。 - 試験官:内腹斜筋はどれですか?→ええと、あれ?(内外?外内?どっちだっけ?
まさかのパニック。)ええとこれです。 - 試験官:本当?じゃあ、薬液はどこに入れる?→ここです。腹横筋の上。
- 試験官:はい、結構です。
では次に斜角筋ブロックの画像出して下さい。→はい、神経がこれです。 - 試験官:では前斜角筋、中斜角筋ふぁどれですか?→ええと、あれ?(右左パニック)こっちが・・・前斜角筋です・
? - 試験官:本当に?→はい。多分・・・。
- 試験官:では実際にブロック針を使ってブロックしてみて下さい。
(こんにゃくみたいなものにエコー下ブロック)→針を神経近くまで進めて、逆血無いのを確かめて、 強い抵抗があったら神経内注入の可能性があるのでやめて、 抵抗がつよくなければ薬液注入します。 - 試験官:はい。次はTOFwatchです。実際に貼って下さい。→できました。
- 試験官:4連刺激は何mA?→え?ええと・・・、すいません、わかりません。
- 試験官:調べといてね。では、尺骨以外に電極貼る場所は?→ええと・・、おでこのあたり・・?
- 試験官:何筋?→ええと・・何だっけ?すいません、わかりません。
時間終了
以上実技でした。
体験記
国家試験以来の勉強ということで、自信は全くなく、
諸事情があり、本格的に勉強を始めたのは、8月後半でした。
今思うと、
筆記試験は過去問命です。私は過去7年分を1周、
この1周目が大変で、その効率化に非常に役立ったのが、
筆記試験までは筆記試験の勉強だけやりました。というのも、
また、試問前日・当日は人生で一番緊張しましたが、
このファイルを作成するために、多くの諸先輩方が、
先生がいなければ私は勉強意欲もわかず、
体験談⑰
体験談⑱
筆記試験
東京会場:広く、空調もマイルド、長テーブルに2人
◎A問題
過去問からプール問題。過去問を解いていれば、問題なし
計算問題はかなり対策しておいたのに、いまいちできなかったと
◎B問題
新作も新作。これ、麻酔科専門医試験でしたっけ?くらい
医療一般な感じ、問題文からは優しいイメージを受けるが、中身
◎C問題
迷わず、内科診断学。icu専門医、救急専門医試験を対
◎筆記全体をとおして
代謝関連の問題が多かった印象。またHITの問題が何度かでると
プロポフォール症候群でると思ってましたが、、だめでしたね。逆に心臓関連、循環動態に関する問題は少ない印象でした。自分は、麻酔科学会での演題発表が終わってから、本格始動。とに
8年分の過去問に手を付け、2〜5周しました。特に、最近5年は
計算問題は、別にプールして、何度か復習。
暗記がとにかく苦手なのでなるべく理解することに徹して時間がか
口頭試問
10月3日
ホテルロビー:勉強してるひとがたくさん。座るところなーい。な
勉強:筆記で燃え尽きたようで、、腑抜けになってしまいました。
salaryman-anesthesiologist先生のコ
多数のバリエーションに備えるように、広く広くあさりました!!
口頭試問:直前はtachyですね。βブロッカー下さいって感じ
◎1:喉頭部声門部腫瘤に対するレーザ治療。肥満、男性、sasあ
メモ:特にとれず
- Q:(腫瘤画像の表示をうけ、)この患者への麻酔方法と問題点に
ついて、詳し く説明を。 - A:プロポフォール、フェンタニル、ロクロニウムによる迅速導入。
維持は aos。フェンタニル適宜ワンショット使用します。肥満、sasを考慮し、麻酔薬の蓄積に注意すること、腫瘤のいた わり、出 血、上気道閉塞の対応も配慮しておきます。 - Q:プロポフォールとレミフェンタニルによる麻酔維持をしました
。笑気は使用 しません。笑気は、なぜ用いませんか? - A:助燃性があるから、避けます。
- Q:レーザー治療に対して、酸素濃度は、どのようにあるべきです
か? - A:fio2を0.3ほどに試みます。
- Q:気道管理の配慮点についてはどうでしょう
- A:チューブは細め、スパイラルを選択します。腫瘍の出血、遊離か
ら気道閉 塞の想定をします。 - Q:実際にカフが燃えてしまいました。どのように対処いたしまし
ょうか? - A:術者に手をともていただくこと。口腔内、喉頭観察と評価。気道
管理の問 題対処します。チューブの入れ替え、続行の可否について考慮します。即座に中止であれば、icu管理を、気道熱傷、浮腫、閉塞のおそ れに対し て集中管理を配慮します。 - Q:では、続行し、pacuへ移送しました。どのような点につい
て配慮が必要ですか? - A:気道浮腫、出血等から、主にsatのバイタル監視、sas、肥
満から麻酔残存 の有無、呼吸数や呼吸様式について観察重視します。
◎2:数日前から背部皮疹と皮疹にそうように激しい疼痛を自覚した
メモ:帯状疱疹
- Q:(画像:背部写真:帯状疱疹)診断はどうでしょう?
- A:帯状疱疹かと
- Q:この患者さんは、IgA腎症にて、ステロイド治療を行ってい
ました。この患 者さんに対して帯状疱疹の治療方針を教えて下さい。 - A:抗ウィルス薬を使用します。腎機能評価、クレアチニン・クリア
ランスを みて投薬量を加減しなければなりません。疼痛管理が必要で、内服加療からはじめます。nsaids、ア セトアミノフェ ン、三環系抗鬱薬、弱オピオイドなどなど - Q:では疼痛に関する、内服加療をするとしたらどのようにおこな
いますか? - A:nsaidsは腎機能悪化をさけるため、敬遠し、アセトアミノフ
ェンを考慮します。他、ガパペンチンを追加を検討します。 - Q:アセトアミノフェンの投与詳細は?
- A:体重あたり8mg程度。日量は、4000mg上限とます。
- Q:では、神経ブロックによる疼痛管理はどのようにしましょうか
?2つお願い します。 - A:硬膜外麻酔と傍脊椎ブロックを考慮します。
- Q:じゃあ、今回肋間神経ブロックをします!やり方について、詳
細をお願いし ます。 - A:腹臥位、イメージ下にブロック針の穿刺をし、造影剤を使用し、
目的部位に到達するか確認します。腎機能障害がある場合は造影剤をためらいますが、確 認のた めですので実施します。 - Q:えーと、どこにというか、肋骨の上ですか下ですか。
- A:(あーそれが聞きたかった?)肋骨下に穿刺します。神経は下に
入ってい ますので。ただ、動静脈が伴奏しますので、血管内注入は、十分に注意し、想 定して おきます。 - Q:そうですね!では、局麻薬は、何をどれくらいいきましょう。
- A:ロピバカインを3ml-5ml程度どうでしょうか?
- Q:分かりました。では、この患者さん。一旦自宅へ帰り、アセト
アミノフェン の内服加療していました。どうやら、効き目が悪く、一日8000mg内服してい ました。右の上腹部痛を訴えて、先生に電話してきました。どのように配慮しましょう?検査は どうしま しょう? - A:肝機能障害の可能性もありますので、来院していただき、採血検
査から、 そして、他の上腹部痛を訴える疾患の洗い出し。腹部ct等の画像検査を考 慮します。 - Q:では、ct上特記するものもなく、採血も正常で、経過観察し
てました。ところが数日すると、肝機能酵素異常が著名に出現し、icu管理となりま した。icuド クターに申し送りをして下さい - A:かくかくちかじか、、ありのままに、、せつめいしましたー。
- Q:了解しました。ありがとうございまいた、、、。終了です。
- A:(こんなに分厚い流れなんですかーーー、泣!!)
3:接遇問題。6歳児の鼠径ヘルニア根治術予定で入院。問診でイ
・相手の確認と自己紹介。問題点の再確認をし、感冒症状の確認と
合併症の危険性、延期のおすすめ。延期は4w程度。の方針で、丁
timeup!!
試験官:穏やかで気持ちが良かったです。緊張されてましたか?と
・と、いうのも、緊張のあまり、質問内容が、ぶっとんでしまって
もう一度、質問を聞かせて下さい!!などと言ってしまったので、
怖かったーーー。
実技試験
1:CSEA
・清潔手袋のはめ方
・レベルの確認方法
・症例提示で、LAR実施予定にて硬膜外はどのあたりにしましょ
・epiとspinalの順番について説明
・手技の実施
2:ACLS
・PEA→cpr→ボスミン→vf→DC→cpr 終了
3:rapid sequence induction → ctm切開
・試問半分、実技半分
4:神経ブロック+筋弛緩モニター
・TAPブロックのエコー描出と解剖の説明
・腕神経ブロック鎖骨上アプローチのエコー描出と解剖の説明
・こんにゃくに実際エコーガイド穿刺
・左上肢に筋弛緩モニターの準備
・筋弛緩モニターに対する試問
・電流値について →わからず、0.2くらいかなぁ→はい、0.2ね。→ありゃー
・腕がなかったらどこに?
→ん→上腕ですか?→だから上腕もなかったら→横隔膜?→いやそ
→んーーー、眼輪筋かなぁーー→はい、時間でーす→・・・・。
勉強に使用したもの
- salaryman-anesthesiologist先生の
コンテンツ。これ再重要。助かりすぎで す!! - ミラー麻酔科学 時間がたっぷりあれば、眼を通したいが、僕は500ページ くらいで挫折
- 麻酔科レジデントマニュアル 概略つかみによいかも
- 麻酔・集中治療のための呼吸・循環のダイナミズム これがバイブル
- 過去問8年分 こんな出版物は買う人限られてるけど重要
- 麻酔科学会hp ガイドライン各種
- mac cafe と ファミレス
- macbookproとネット環境に感謝
体験談⑲
筆記試験
試験会場は神戸国際会議場2階。
- 診断は▶︎小脳橋核部腫瘍、聴神経腫瘍です。
- どんな神経が障害されているか ▶︎ 顔面神経、三叉神経、舌咽、迷走神経、でしょうか。顔面のしびれが三叉神経?と突っ込まれる…自信なし。
- この患者の問題点 ▶︎ 肥満、睡眠時無呼吸が疑われる、糖尿病の検査。
合併症の確認をする。 - 診察時にみておくこと ▶︎ 挿管困難を疑う所見がないか
- 体位はこんなのです(画像)、バークペンチです。
この体位のいいところを1点、悪いところを3点▶︎ いいところは、術野がいいということ(?)欠点は、挿管チューブと麻酔器が遠く、 チューブなどの管理が難しいこと、腕神経層麻痺の可能性、 頭部が下がっていることによる気道浮腫。 - 術野がいいというのは脳外科からだとおもうので、
麻酔科からいい点はないですか▶︎ うーん…右下側臥位なので、 もし事故抜管などがあったときにAWSなのでそのまま挿管できる こと、ぐらいでしょうか… - 神経モニタリングをすることになりました。2つあげて下さい。 ▶︎ 聴性脳幹誘発電位、感覚誘発電位?
- 麻酔方法はどうするか ▶︎ SASなどがなく、挿管困難の可能性が少ないのであれば、
通常通りの導入を行います。もしあれば、 迅速導入でAWSを使用します。維持はプロポフォール、 レミフェンタニルで維持をします。筋弛緩薬に関しては、 少量投与、筋弛緩モニターを用いながら投与します。 - 手術は無事終了しました。
主治医は抜管してほしいといっていますが、 舌の浮腫がみとめられました。どうするか▶︎ 舌の浮腫があるので、この方は肥満・ 睡眠時無呼吸症候群があるので、 抜管後呼吸停止や低酸素血症をひきおこすことがあります。 ですので、 舌の浮腫が落ち着いてから抜管するのが良いと思います。 - 術後ICUに搬送しました。申し送りで注意する点は ▶︎ 舌の浮腫があり、抜管をやめました。高度肥満、
睡眠時無呼吸症候群がありますので、抜管時には自発呼吸・ 覚醒がしっかりしていることを確認して注意深くしてください。
- 問題点4つ ▶︎ 高齢、骨転移、オピオイド使用中、膀胱直腸障害があること。
- オピオイドについて、退薬症状を3つ ▶︎ 落ち着きがなくなる、流涙、…でつまる。頻脈?
- ガバペンチンの副作用 ▶︎ 眠気、 ふらつき…でつまる、起立性低血圧、…セロトニン症候群?
- 周術期はオピオイドをどうしますか ▶︎ 手術当日朝は通常通りの内服をして、
その後は内服ができなくなるので、PCAで持続静注をします。 - 夕方のオキシコンチンは? ▶︎ 内服できれば内服してもらいますが、
できなければその分を上乗せしたPCAを使用します。 - オピオイドの生物学的〜〜について ▶︎ 全くわからず。モルヒネの生体内代謝率は1/2~1/3です。
というと、 - それはどうして? ▶︎ え?換算式のことですか?
- いや、その換算式がどうやってできてるかってこと。 ▶︎ あ・・・わかりません。
- 術後ICUに入室しました。申し送りで注意すること。 ▶︎ オピオイド内服中で、PCAでコントロールしています。
夕方内服できるようなら内服させてもらい、 その分のPCAを減量してください。
体験談⑳
◎アプローチ
筆記
過去問7年分を準備して4月ごろから開始した。
麻酔に載っている過去問をコピーして実際の試験形式でやっていった。
ファイルおよび解説を確認しながらの作業の繰り返し。
7年分を1回したらおおよその感じがつかめた。
実際にはやったのは7年分を2回と5年分を3回くらい
口頭
本格的にやり始めたのは筆記がある程度落ち着いてきた9月半ば
同僚と共に実際に声に出して練習
実技
麻酔科学会のガイドラインなどで再確認
ACLSと麻酔器始業点検ぬけが内容に確認しながら。
過去に実技試験にでた項目は、普段の症例のときからイメージして取り組む。
◎試験
筆記
A問題はほぼ過去問通り 95%
B問題は難易度が高く、自信を持って答えられるものは多くなかった 65%
C問題は例年通り? 75%
B問題にはがっかりしたが、全体的にはまずまずな印象
口頭・接遇
2日目12時集合組
85歳、140cm、45kg、COPDで在宅酸素療法中
FVC800ml、FEV1.0 350ml、回盲部癌に対して回盲部切除を予定
- 術前問題点⇒高齢、COPD、HOT、低肺機能…
- 麻酔方法はどうしますか?(全麻epiかCSEAか)⇒CSEA
- 選択した理由、メリットとデメリット⇒自発呼吸を温存できる。悪心、嘔吐などの反射、あまり鎮静しないのであれば術中安静などを患者がストレスと感じる。
- 低吸器機能に対して術前にどのようなことを行いますか?⇒呼吸リハ、ネブライザーで排痰コントロール、・・・・・・・吸入療法ステロイド
- 硬膜外麻酔併用脊髄くも膜下麻酔で行うことにしました。Epi Th9/10あたり
- 脊髄くも膜下麻酔に使用する薬剤は?必要な麻酔レベルは?⇒0.5%等比重ブピバカイン、Th4です。
- 術中の硬膜外麻酔の合併症は?⇒……(硬膜外麻酔の?SpinalがTh4まで効いているのに?)交感神経遮断に伴う血圧低下、肋間筋麻痺による呼吸苦が考えられます。
- 鎮静を行うことにしました。DEXを使用します。どのように使いますか?⇒ローディングが必要です。量は・・・・・・出てこない。μg/kg/hrと単位のみ、維持 0.2-0.7μg/kg/hr
- 閉腹時硬くて閉じれないがどうしますか⇒…全身麻酔であれば筋弛緩薬を追加投与するんですが・・・・Epiを追加投与します。
- あと短時間であれば鎮静・筋弛緩薬投与してマスク換気を行い、閉腹後筋弛緩のリバースをするというのも1つの方法だと思います。
0生日、45cm、2.5kg、APGAR 7/9気管食道瘻(C型)で手術予定
- APGARスコアとは?⇒胎児の評価項目で皮膚、心拍数、筋緊張、呼吸、刺激への反応を評価していきます。
- 術前の問題点、注意することは?⇒他の合併奇形(特に心奇形)など他には一般的な新生児の注意点などを言ったとおもいます。
- C型の瘻孔の場所は?⇒気管分岐部の付近
- 麻酔の導入方法は?⇒陽圧換気を行うと誤嚥のリスクが高くなるのでできれば、自発呼吸を温存してslow induction 。食道盲端の貯留物を吸引できれば行う。
- 挿管チューブのサイズは?⇒3.0㎜でトライするが、前後のサイズは準備しておく。
- 術中輸液はどうする?⇒低血糖になりやすいので5-10%糖液。細胞外液を使う
- 写真問題⇒左右気管支と食道気管ろうを示す。
- SpO2プローベを2つ付けました。その理由は?⇒動脈管開存の可能性あります。動脈管を介して肺動脈血が大動脈へ流れると上下肢でSpO2値が異なる可能性があります。
- 一期的根治術を行います。術中の問題点は?⇒低酸素と誤嚥のリスク。誤嚥は常に注意が必要です。
- 手術が終わりICUに入室することになりました。ICU Drに申し送りしてください。⇒術中の呼吸、循環に関することを中心に術中輸液量、循環作動薬の使用の有無、呼吸器設定、チューブサイズ・深さなど
29歳女性、反復性肩関節脱臼?全身麻酔下に手術が予定された。
ピルを内服していたことがわかった。
内服して手術をおこなうことのリスク、緊急性のある手術ではないので休薬してから手術をおこなうのが望ましいなどを説明。
休薬期間に関しての質問があったが、知識不足でわからなかった。
「大事なところなのでしっかり確認してからお話します」と返答
実技
US-CV、PNB(斜角筋間)
ボランティアで内頚静脈、斜角筋間アプローチの画面描出
動脈と静脈の確認方法
周囲の構造⇒内頚静脈、総頚動脈、前斜角筋、中斜角筋、胸鎖乳突筋など
人形でCV穿刺(ガイドワイヤまで
質問:穿刺の体位は?
感染予防に行うことは?
ACLS
導入後このようになりました。
HR30、頸動脈触知せず。
挿管済、除細動器もスタンバイ
波形は?⇒PEA
どう対応しますか?
⇒(すでに物は準備されている、人は何もできない研修医のみ)CPR開始
2分間胸骨圧迫する。(押す場所、強さ、深さなど圧迫しながら答えた)、
時間をはかってもらう
薬は?⇒アドレナリン1㎎ iv 生食後押し、上肢拳上、3分ごとの考慮します。
2分後パルスチェックでVF⇒除細動⇒すぐ胸骨圧迫再開して終了
迅速導入、外科的気道確保
イレウス患者の緊急手術
導入方法は?⇒迅速導入
準備するものは?⇒挿管チューブ各サイズ、スタイレット付き、AWSなどの挿管補助具、吸引、輪状軟骨圧迫や薬剤投与をしてくれる人など
実際に行う(薬量も含めて)
⇒高流量酸素投与を3-5分、プロポフォール1.5㎎/kg、ロクロニウム1.2mg/kg投与し意識消失確認後輪状軟骨圧迫を行ってもらう。薬剤投与1分後に挿管する。(喉頭鏡でeasy)
気管内にチューブが留置できたことをした後に輪状軟骨圧迫を解除してもらう。
外科的気道確保が必要になりました。
どこから穿刺しますか?⇒輪状甲状間膜
実際に行う。
麻酔器始業点検
補助ボンベは終了しているところからスタート
型のごとくすすめていくだけだった。
一番の気になっていたのは口頭試問で
気管食道瘻(数年前に1度担当したもののあまり記憶にない)の
問題は筆記試験でもでていたので、青本の気管食道瘻の箇所を含めて
復習しました。(B問題の自己採点は難しかったため非常にやりにくかったですが、結果的にはよかったです。)
試験官による誘導はほとんどなかったです。複数回答の質問で規定数答えられなかった場合も、まあいいでしょうとどんどん進んでいく感じでした。ただ、落ち着いて考えればポイントを外さなければ何とかなるような印象でした。
後で振り返ってみると、「こういっておけば・・・」とおもうところはありましたが、緊張感のある中でうまく表現することのむずかしさを実感しました。
先生のまとめ資料大いに役立ちました。ありがとうございました。
体験談㉑
昨年度の専門医試験は口頭試問のみが不合格となりました。
そんな中ネット上でこのような対策本の存在に出会いました。
試験当日、
繰り返し繰り返し本書を熟読した私の口からは合格するには十分な
結果は合格できました。
体験談㉒
- 導入何に気をつける?術前に知っておきたいことは?
- 生後4ヶ月で心内膜症欠損のオペをしてました。
その時1ヶ月間人工呼吸してました。 - 何か追加の検査必要?
- スローで導入しました、
セボ濃度あげたところで換気が出来なくなりSpO2が80% に低下しました。 - 何が起きた?どーする?
- 無事、挿管出来ました。チューブサイズは?
- 手術終了して、
筋弛緩拮抗したら暴れたので覚醒を確認してなかったけど抜管しち ゃいました。そしたら吸気性の喘鳴が聞こえました。何が起きた? 治療は?(クループが起きたらしいです…) - 術後はICUに入ることになりました。
私がICUドクターだと思って申し送りをして下さい。
- 麻酔はAOS全身麻酔と神経ブロックです。ブロックは何をしますか、2つ?
- 手術は順調に終わりました。酸素マスク5L/minで帰ります。
酸素は何のために必要ですか? - 術後病棟でSpO2の低下を認めました。どうしますか?
無気肺改善のための深呼吸、聴診バイタルチェック、 ドレーン出血など - 中濃度酸素マスク8L/min40%にしましたが、92%
のままです。設定濃度をFiO2 98%まで上げても変化ありません、どうしますか?なぜですか? - ICUに申し送ってください。
体験談㉓
専門医試験の勉強は春からはじめようとしていましたがなかなかま
筆記試験
筆記試験は、6年前の過去問からたくさん出題されていたようで、
私は過去問5年分はやっときなさい…
6年前と聞いたところでがっくりしてしまいました。
A問題は今年はさらに2つ選べが増えていたように思います。
B問題はどれも答えに自信が持てず、
(診断基準など)以外はB問題と同様答えに自信は持てずでした。
プルキンエ繊維の活動電位で局所麻酔薬で抑制される相や、
日本赤十字社の「輸血用血液製剤取扱いマニュアル」
日本麻酔科学会周術期肺血栓塞栓症発症調査の結果について、
なども出題されていました。
肺胞方程式やpHのような計算問題も例年通りでていました。
口頭試問
移動距離が大きく、神戸への往復が2週にわたるのは大変でした。
2週目の口頭試問・実技試験の内容です。
〔口頭試問〕1問目:30代男性、肥満。難聴・耳鳴りで受診。
と疼痛・嚥下障害・嗄声あり。CTで異常を指摘された。
- 術前問題点は?/CT画像が画面にだされて、診断は?
- 障害されている脳神経は?/
- 必要な術前検査は?/麻酔方法はどうしますか?/
- 体位をとり終わった写真(パークベンチポジション)がだされて、
みたことある?利点・欠点は?/ - 手術終了後、舌が腫れているが主治医は抜管して欲しい、
といいます。どうする?/ - 抜管せずにICUへ行きました。どんなことを申し送りする?
- →体位の欠点として、
頸を少し傾けた体位であるので腕神経叢などの障害や、 あと挿管チューブの位置に注意することも大事なようでした。 抜管をめざすなら、 チューブエクステンションを使用して再挿管に備えるけど、 抜かない方がいいのでは…と言うと、抜かずにICUへ… と次の問題へ移りました。
2問目:70代女性、悪性黒色腫・腰椎転移でオキシコドン・
膀胱直腸障害がでて、腰椎椎弓切除・後方固定予定。
- 術前問題点は?
- 麻酔方法は?/
- 術当日の内服はどうする?/
術後IV-PCAはどのくらいの量にする?/ - 術後はICU管理することになりました、
術後疼痛管理はどうする?/ - 術後の疼痛管理の注意点は?/
- オキシコドンの生体内利用率は?/
プレガバリンの副作用は? - →オピオイドのIV-
PCAへの切り替えでフェンタニルを1日量でどのくらいにするか や、退薬症状、手術を受けたことで疼痛が軽減してオピオイドが過量になる可能性 などがポイントのようでした。術後は内服をどうするか、ということも聞かれました。
ロールプレイ問題:下顎骨腫瘍摘出術が予定されている患者が、
と歯科口腔外科の先生からの電話です。私(試験官の先生)
→鼻出血しやすいことを話し、
経鼻挿管のときに鼻出血しないように何か使いますか?
〔実技試験〕
1部屋目:ACLS 導入後、HR40のECG、脈は触れず・
薬は?生食後押し(上肢挙上忘れました。。。)
ECG波形がVFになり、ショック+心マ
質問されるたびに、心マの手がとまってしまい、とめないでね、
2部屋目:肥満のラパコレで研修医が喉頭展開できなかった、
もう一つ布で隠されていた人形が出てきて、
3部屋目:帝王切開の脊麻・清潔手袋はきも。+
生まれた赤ちゃんが呼吸していません、挿管してください。
4部屋目:麻酔器仕業点検(ボンベ・
点検の項目を学会のだしているもの通りに口にできないと今してい
もう一度いってみて?という感じでした。
1分経過、2分経過・・・
試験官の先生たちは、私を研修医と思って、
なかなか研修医とは思えませんでした。。。
長くなりましたが…、
体験談㉔
筆記試験
やはり過去問をある程度の年数分、何周も回すことが王道なのでしょう。
当然私もそうしようと思い、そうしたかったのですが、大多数の麻酔科専門医受験生の方々がそうであるように、日々の業務に忙殺され、麻酔中に勉強できるような症例もあたらず、うちに帰ったら風呂入るのもめんどくさい!くらいの勢いで働かされる学年ですので、勉強時間の確保が一番大変でした(お風呂は入ってます、さすがに)。
じっくりコツコツ勉強できるタイプでも無かったので、本当に本気で勉強したのは1ヶ月くらいでした。
昨年合格した先輩からいただいた過去問が2011年のものだったので、それを初めて開いたのがGW後でした。A問題から1問ずつ解き始めたんですが、「こんなの初めて聞いたよ!」って問題が多すぎて、1問ちゃんと見るのに10分以上かかる始末でした。このままのペースだととても間に合わないと気付いたのが7月手前で、そこから方針を変えて、とにかく一周しようと思い、とっつきやすいC問題から解き始めました。正解であろうとなかろうと時間を決めて50問すべて解き、採点して間違えたところに付箋をつけて、という風にしました。そうしても普段はなかなか勉強する時間を取れず、2011年度の問題を解き終わったときにはもう8月に突入していました。
ペースアップのために、2013、2012を同じ形式で解きました。3年分一周すると、毎年出る問題と苦手分野がわかってきました。が、この時点で9月に入ってしまい、もう本当にヤバいという状況に追い込まれました。先輩から、「A問題で稼がないと絶対にムリ!」と言われていたので、とにかくA問題だけはもう一周しようと思いました。
一周目で付箋を貼るときに、解剖、生理、計算問題、と色分けして貼っていたので、二周目は問題を解きながら、それぞれの要点のみ殴り書きに近い形でノートにまとめました。また、一度出た計算問題は絶対にできなきゃいけないと思ったので、そこだけは三周しました。なので、BとCに関しては計算問題だけ三周で、その他の問題は一周しかできませんでした。
時間は無情に過ぎるもので、筆記試験まであと1週間というところで、2010年度の問題を一周しました。計算問題だけは三周しました。
筆記試験の前日は三宮のホテルに泊まることにしました。高速が空いていれば家から50分くらいで試験会場に着くはずですが、事故渋滞などの予測がつかないし、前日は詰め込み作業を誰にも邪魔されずにしたいと思ったので、ホテルを取りました。15時にチェックインしてから、直近3年分のA問題で間違えた問題のみ見直したあと、ホテルの前にあったココイチでカツカレーを食べて気合をいれました。ホテルに戻ってお風呂に入った後、ベッドに横になって2010年分を見直していたら気を失ってしまい、気付いたら朝でした。
試験当日はホテルで朝食をとった後チェックアウト。お弁当を頼んでなかったので、ホテルの隣のコンビニでパンを買い、車でポーアイに向かいました。
少し早目に着いたので、駐車場の車の中で気になっていたところのノートチェックをして、集合時間の五分前くらいに会場入りしました。ノートだけ持ち込み、問題集は車に置きっぱなしにしました。どうせ見ないと思ったからです。
試験勉強が足りていないことは自覚していたので、とにかく時間いっぱい粘ろうと、途中で帰ったりしないぞと、正に、気持ちだけで臨んだようなものでした。
結果は、A問題73%、B問題58%、C問題72%で合格でした。
A問題の得点率の低さが試験勉強不足を反映していますが、日々の麻酔や論文漁りを真面目にやってきたこと、ICUにもそれなりに頭を突っ込んで勉強してきたこと、がC問題でそこそこ役立ったように思います。
ただやはり確実に点を取れるのはA問題だと思うので、来年以降受験される先生方は、少なくとも5年分は問題文を見ただけで選択肢がなくても答えられるくらいにしたほうが良いと思います。できたら6年分やったほうがいいかもです。
また、管理困難な症例に当たったら丹念に文献を漁るとか、最新のガイドラインに触れるとか、ショック患者の麻酔を積極的にかけたり手伝ったりとか、ICUとか心外を嫌がらないとか、ありきたりな意見で本当に申し訳ないんですが、とても大事だと思います。
とにかくこの専門医試験てのは、麻酔科医として非常に忙しさが増す時期に受けなければならない(義務ではないが)ので、勉強時間の確保が一番困難です。私は最後の一ヶ月くらいは、病院からいったん帰宅して家内と夕食を済ませた後、21時過ぎから24時くらいまでマンガ喫茶に通い詰めで勉強しました。
普通に勉強すれば楽に通る試験だと思います。逆に勉強してないと必ず落ちるので、コツコツできるひとは一年くらいかけてコツコツと、そうでない人も何とか勉強時間を確保してお勉強することをお勧めします。
口頭試験
私は関西地方なので、二日目でした。試験前日は、既に終了している関東地方の友人たちから情報を集めまくると同時に、始業点検の確認と輪状甲状間膜穿刺の確認、気管支ファイバーなど、復習しました。また、青本もできるだけ読みました(特に普段やってない上肢のPNBについて)。
具体的なお話はすでにアップされているので、症例呈示と概要のみ記します。
- 85歳女性。小さいひと。COPDに対して3年前から在宅酸素療法導入中。回盲部癌に対して回盲部切除予定。肺活量800くらい。一秒量350くらいで、一秒率49%くらい。休み休みでないと50mも歩けない。室内気でpH7.33とか、pCO2 59、pO2 59、HCO3- 33。2. 出生0日。48cm , 2.5kg。36週で帝王切開で出生。Apgar 7/9。C型食道閉鎖に対して手術することになった。
コミュニケーション問題
29歳女性。反復性肩関節脱臼に対して全麻で整復術予定。前日にピルを内服していたことが明らかになった。1で聞かれたこと
(CXPを提示されて)術前の問題点は?
呼吸機能の改善のために術前にやっておきたいことは?
予定時間二時間くらいで手術することになりました。麻酔は全麻+エピor エピスパどちらを選びますか?選んだほうの利点と欠点を述べてください。
エピスパでやることになりました。予定は二時間。エピはTh8/9から留置。スパイナルは何の薬をどれくらい使って、どこまで効かせますか?
術中、患者さんが鎮静を希望したのでDEXで鎮静することにしました。どれくらいで行きますか?また、鎮静したときのモニターを2つ答えてください。
閉腹のところで、患者さんが痛みを訴え、腸管がせり出してくるくらいになりました。どうしますか?2つ答えてください。
無事に手術は終わりました。外科の主治医に伝える注意点を述べてください。2で聞かれたこと
Apgar scoreを説明してください。
食道閉鎖に合併すること、3つ答えてください
C型閉鎖の気管食道瘻はどこにありますか?
導入時はどうしますか?
術中輸液はどうしますか?
右開胸で一期的手術します。麻酔管理上の問題は?
無事に手術は終わり、挿管、胃管留置のままICUに帰ります。術後管理で気をつけることは?
ICUに着きました。申し送りをしてください。
コミュニケーション問題
(試験官は患者さんという設定)患 明日手術だけど、明日もピルのんでいいんですかぁ?
オレ いや、飲まないでください。というよりも、手術の前の一ヶ月間はピルを中止することになってるんですよ。
患 えーっ、じゃあ私手術できないんですか?
オレ はい。ピルを飲んでいると血栓といって、なんたらかんたら。
患 でも、婦人科の先生は飲んでいいって言ってたもん
オレ 婦人科の先生とはまたお話させていただきますが、
ってとこで、チャイム
でした。食道閉鎖、死亡。。。(涙)
実技試験
1. 超音波ガイド下内頚静脈穿刺。斜角筋間ブロックのランドマークを被験者で出す
2. ACLS (挿管されてる、ルートもある、HR 30bpm、脈触れない)からスタート。心マ、投薬、波形確認、除細動まで。
3. イレウスのRSI、輪状甲状間膜穿刺
4. 始業点検
でした。
最後になりましたが、発注がものすごく遅れたにも関わらず、迅速な御対応をしてくださったサラリーマン先生、本当にありがとうございました。
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