その他

専門医制度・医療事故などその他の知識

専門医・標榜医制度

麻酔科標榜医制度

🌟標榜医制度の管轄はどこですか?
  • 麻酔科標榜医の許可申請書は厚生労働省に提出します。(57B2)

🌟標榜医申請における麻酔記録上の必須事項は何ですか?
  • 麻酔者として先頭に申請者の名前が記載されていること」「麻酔者以外の欄(術者・助手等)に申請者の名前の記載が無いこと」「同日に複数症例を実施している場合、麻酔時間が重複していないこと」があります。(57B2)

🌟標榜医申請には海外の医療機関の麻酔修練期間も含めることができますか?
  • 海外の医療機関での麻酔修練期間も申請に含めることができます(許可基準を満たすことを証明する資料は必要)。(57B2)

🌟標榜医申請基準1の内容を説明してください。
  • 基準1では、週30時間以上麻酔に関する業務に従事し、2年以上の修練が必要(医師免許を受けた後、麻酔の実施に関して十分な修練を行うことのできる病院又は診療所において、2年以上修練をしている場合)。(57B2)

🌟標榜医申請に必要な麻酔記録の提出には倫理委員会での許可が必要ですか?
  • 個人情報が記載された麻酔記録を提供する場合、倫理委員会での許可は必要が無いです(医療機関の長が患者本人の承諾を得る必要もない)。(57B2)

麻酔科専門医制度

学会専門医から機構専門医への移行期間で色々なことが変更になったりで更新が大変ですね・・!

麻酔科専門医制度が開始されたのはいつですか?
  • 1963年です。

麻酔科専門医に必要とされる条件を挙げてください。
  • 麻酔経験症例600例。トレーニング期間は4年です。
  • 小児(6歳未満)の麻酔25例
  • 帝王切開術の麻酔10例
  • 心臓血管外科手術の麻酔25例
  • 胸部外科手術の麻酔25例
  • 脳神経外科手術の麻酔25例、です。

医療事故・リスクマネジメント

一般的な基礎データ

日本の平均寿命は世界第何位ですか(2018年)?
  • 第二位です。

2018~2019年の日本における70歳以上の人口はどの程度ですか?
  • 21.5%です(総務省統計局のデータより)。今後も増える予定

2019年の時点で、過去15年間で死亡数は増加していますか?
  • 増加しています。出生率は低下しています(悲)。

2019年の人口千人あたりの出生率はどのくらいですか?
  • 7.0です(2018年は7.4)。

悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、老衰を2019年の原因別死亡数順に並べてください。
  • 悪性新生物>心血管疾患>老衰>脳血管疾患です。

悪性新生物の部位別死亡で一番多いのは男性と女性それぞれ何ですか?
  • 男性は肺、女性は大腸です。

日本の推定年間手術症例数はどの程度ですか?
  • 200万件以上と推定されています。

偶発症例などの基礎データ

周術期死亡率とASA-PSの重症度は関連がありますか?
  • ASA-PSの重症度が上がる従って死亡率も増加します。

🌟2004〜2008年調査と2009〜2011年調査で麻酔管理が原因の術後30日以内の死亡率に有意差はありましたか?
  • 有意な差を認めませんでした。(57B1)

麻酔関連偶発症例調査(2009〜2011年)において、手術後1週間の死亡の原因でもっとも多かったのは何ですか?
  • 術前からの出血性ショックです(26.2%)。第2位は術中の大出血(16.8%)。出血怖い。

🌟術後30日以内死亡の原因で最も多かったのは何ですか?
  • 術後合併症としての出血性ショックが最多です。(57B1)(58B2)

偶発症例報告では出血に関する因子はどのくらいの割合を占めますか?
  • 約1/3です。

🌟危機的偶発症の発生とそれによる術後30日以内の死亡率は1万例につきどのくらいですか?
  • 危機的偶発症の発生は12.2/1万例です。(58B2)
  • 危機的偶発症による死亡率(術後30日以内)は全体で3.9/1万例です。(58B2)

麻酔事故の原因におけるヒューマンファクタの比率はどのくらいですか?
  • 70%以上です。

🌟麻酔管理が原因の術後30日死亡率は1万例あたりどのくらいですか?
  • 麻酔管理が原因の術後30日死亡率は、0.05/1万例です(偶発症例調査2018)。(57B1)(58B2)
  • 死亡原因は気道トラブルが多いです。

🌟麻酔管理が原因の術中心停止の原因で最も多かったのは何ですか?
  • 麻酔薬過量投与が最多です。(57B1)

術中心停止の原因において、術前合併症に起因するものはどの程度を占めますか?
  • 半数以上を占めます。

🌟麻酔管理が原因の術後30日死亡率で、吸入麻酔薬とTIVAによる全身麻酔の間に有意差はありますか?
  • ありません。(57B1)

医療事故・事故とインシデント

医療事故と医療過誤とは何ですか?
  • 医療事故とは医療の全過程で発生する全ての人身事故のことです。
  • 医療過誤とは医療事故の一種で、医療的準則違反や注意義務違反など医療者のエラーによって生じた人身事故です。

事故の原因は一つだけであることが多いですか?
  • いいえ。通常4〜5個の過誤が隠れていることが多いです(その中に根本原因が含まれます)。

麻酔関連の医療事故で多いのは何ですか?
  • 薬剤の誤認(薬剤準備のミスとシリンジの誤認)です。
  • ヒヤッ。

インシデントとは何ですか?
  • インシデントとは、医療事故には至らなかったヒヤリとしたり、ハッとしたりした事象を指す。

インシデント報告制度では、関与した医療従事者の特定や責任の追及を含みますか?
  • インシデントを報告した医療従事者が特定されたり、責任を追求されてはならないです。
  • ミスを起こしてしまったシステムの問題点を究明し、再発を予防する必要があります。
  • インシデント報告制度は、リスクマネジメントの重要な柱です。

インシデント報告制度は医療訴訟に対する対応策が第一の目的ですか?
  • 違います。

🌟国立大学附属病院医療安全管理協議会が定めた「インシデントの影響度分類」をレベル0〜レベル5まで列挙してください。
  • レベル0:エラーや医薬品・医療用具の不具合が見られたが、患者には実施されなかった。(59B2)
  • レベル1:傷害の継続性なし。医療用具の不具合が見られたが、患者には実施されなかった。(59B2)
  • レベル2:傷害は一過性。軽度の傷害。処置や治療は行わなかった(患者観察の強化、バイタルサインの軽度変化、安全確認のための検査などの必要性は生じた)
  • レベル3a:傷害は一過性。中等度の傷害。簡単な処置や治療を要した(消毒、湿布、皮膚の縫合、鎮痛剤の投与など)
  • レベル3b:傷害は一過性。高度の傷害。濃厚な処置や治療を要した(バイタルサインの高度変化、人工呼吸器の装着、手術、入院日数の延長、外来患者の入院、骨折など)。(59B2)
  • レベル4a:永続的な傷害。軽度〜中等度の傷害。永続的な障害や後遺症が残ったが、有意な機能障害や美容上の問題は伴わない。(59B2)
  • レベル4b:永続的な傷害。中等度〜高度の傷害。永続的な障害や後遺症が残り、有意な機能障害や美容上の問題を伴う
  • レベル5:死亡(原疾患の自然経過によるものを除く)。(59B2)

リスクマネジメントの基礎知識

テクニカルスキルとノンテクニカルスキルとは何ですか?
  • テクニカルスキルとはその分野での専門的な技術や知識のことです。
  • ノンテクニカルスキルとはコミュニケーション、チームワーク、リーダーシップ、状況認識、意思決定などを含む総称です。

ノンテクニカルスキルを7つのカテゴリに分類してください。
  • 状況認識、意思決定、コミュニケーション、チーム作業、リーダーシップ、ストレスマネジメント、疲労への対応の7つです。

テクニカルスキルとノンテクニカルスキルは相反するものですか?
  • 違います。互いに補完し合うものです。

医療事故の原因のうち、ノンテクニカルスキルが要因となっているのはどの程度の割合ですか?
  • 半数以上です。

麻酔科医を対象としたノンテクニカルスキル(ANTS)にはどのようなものが含まれますか?
  • ANTSのカテゴリには業務マネジメント、コミュニケーションとチームワーク、状況認識、意思決定があります。

ブリーフィングとデブリーフィングはそれぞれいつ行うものですか?
  • ブリーフィングは業務開始時、デブリーフィングは業務終了時に行います。
  • ブリーフィングでは状況の報告や計画の打ち合わせ(よくゲームでも出てきますねー)、デブリーフィングでは問題点や良かった点、うまくいった点などについての振り返りを行います。

ハドル(huddle)とは何ですか?
  • 業務途中で予想外の事態が起きたときに協議することを指します。専門医試験でも症例中のトラブル(アナフィラキシーや出血)での術者との協議が問われていますよね。
  • 元々は次のプレーを決めるために行うフィールド内での協議を指すアメフト用語。

2-チャレンジルールとは何ですか?
  • 一度無視されてももう一度伝える努力をすることです(ややメンタル削られますね笑)。
  • おい、ひょっとして今のは無視か?

ハンドオーバー(hand over)とは何ですか?
  • 業務の引き継ぎを定型化した方法で行うことです。

インフォームドコンセントには補償の免除の内容も含みますか?
  • 補償の免除などの内容は含まないです。
  • インフォームドコンセントでは、相手の十分な説明と、相手の同意能力、説明の理解、そして自発的な同意が必要とされます。

独立した20の検査を行うとき、全ての結果が基準値に入る見込みは何%ですか?
  • 約35%です。

術後回診の義務化はリスクマネジメント上重要ですか?
  • 重要です。

執刀前のタイムアウトは必要ですか?
  • 必要です。勝手にしようとするおじいちゃん先生とかいますけど。

各外科医がそれぞれのこだわりの道具で手術を行うことはリスクマネジメント上好ましいですか?
  • 手術器材の標準化が重要です。

状況が悪化した場合、多くの重大な問題に直面した場合、「全て大丈夫」「これだけだ」「これ以外にない」と思いきりよく行動しても良いですか?
  • だめです!おい誰かあいつを止めろ!

根拠に応じて当初の診断・計画を撤回することは認められますか?
  • はい。あなたはブレたわけではない。

事に当たっては、最悪の状況まで想定して些細な事にまで注意しなければいけませんか?
  • はい。神は細部に宿ります。

術中心停止症例に対しては症例検討会が行われるべきですか?
  • 当然です。

医療事故調査制度

🌟医療事故調査制度(平成27年)は何の法律に定められていますか。
  • 医療法に定められています。(59B46)(55B2)

🌟医療事故調査制度の対象は何ですか?
  • 予期しない死亡または死産です。(59B46)
  • 医療者の過誤によるものも含みます。(55B2)

🌟医療事故調査制度は何を目的としたシステムですか?
  • 学習を目的としたシステムです。(55B2)
  • 医療機関の責任を追求するためのものではありません。(59B46)

🌟医療自己調査制度は遺族が医療事故と判断して調査を依頼することができますか?
  • できません。(59B46)

🌟医療事故調査制度により、収集した情報の整理及び分析業務を行い、病院管理者や遺族に結果を報告するのはなんという組織ですか?
  • 医療事故調査・支援センターです。(55B2)

🌟医療事故調査・支援センターが調査する際に、院内調査は行いますか?
  • 適切に行います。(59B46)

🌟我らが日本麻酔科学会は医療事故調査等支援団体ですか?
  • そうであります!(55B2)

薬物依存チェックリストについて説明してください。
  • 麻薬処方量が増加する(え?そんなに?)
  • 当直などを志願することが多くなる(頑張るねぇ君)
  • 気分変化が激しく、怒り多幸感などを繰り返す(彼どうしちゃったの?)
  • 症例と症例の合間に連絡が取れないことが多くなる(あいつどこ行きやがった!)
  • 診療録の記載が雑になり、読みづらくなる(書き直せ!)
  • 回復室での麻薬投与も自分で行いますと言い張る(そこまでやんなくても)
  • 麻薬処方量が施行手術に不釣り合いに多量となる
  • トイレ交代の要求が多くなります(最近トイレ近くて)
  • 食事交代や休憩交代を断るようになります
  • 注射痕や麻薬使用時の寒気を紛らわすため、長袖の上着をよく着用します
  • 一人で麻酔をすることを好む(孤独の麻酔)
  • 瞳孔は縮瞳していることが多い(笑)
  • 緊急手術でも麻薬を大量に用いる心臓手術などは進んで引き受けようとする(頑張るね)
  • ICU入室時に患者が麻酔記録上の麻薬使用量に不釣合な痛みを訴えます
  • 他の人の麻酔を進んで交代しようとします(私、やりますよ)
  • 体重減少や皮膚蒼白が見られます。
  • 仕事が終わっても病院に遅くまで残っています
  • 注射している現場が発見されることがある(確定笑) (54A97)
  • あなたの身近に薬物依存チェックリストに当てはまるような人物はいますか??

ハラスメントについて

セクハラ、パワハラ、アルハラ、アカハラ、モラハラ、ハラハラ、カスハラ、最近は「○○ハラ」ばっかり。
ハラスメントを盾に適切な指導まで阻むハラスメントハラスメントなるものもあるそうな。

ハラスメントの基礎知識

ハラスメントになるかどうかの判断は何によってなされますか?
  • 何ハラスメントでも、加害者の意図には関係なく、相手が不快に思うか、名誉や人格の尊厳が傷つけられたかどうかにより判断されます。気をつけましょう!
  • 俺なら私ならこれくらい許されるって勘違いしている人のなんと多いこと・・・。
  • ノーと言えない場合には周囲の人に助けてもらう必要があります。セクハラに限らず飲み会の時とかはお酒が入るので気をつけましょう。

手術室はハラスメントが起こりにくいですか?
  • そんなことはないよ。

セクシャルハラスメント

セクシャルハラスメントについて簡単に説明してください。
  • いわゆるセクハラ。残念ながら実際は何をされたかではなく、「誰」にされたかが問題となることも多いです・・。世の不条理です(汗)
  • セクシャル・ハラスメントを起こさないための基本的心構えとして、互いの人格を尊重することが重要です。
  • 性の受け取り方は、人によって異なることを自覚する必要があります。そりゃそうだ。

セクシャルハラスメントの例を挙げてください。
  • 相手が嫌がっていることを自覚した後も、同じ言動を繰り返えす。
  • 性差に関する固定観念や差別意識に基づくいやがらせをする。
  • 相手に不必要な視線を浴びせる(どこ見てんのよ)。
  • 相手の身体的特徴を話題にしたり、不必要に身体接触をする。
  • l

  • 相手を性的な関心の対象としてとらえる。しかしですね(以下自粛)。
  • 授業や指導などで、不必要に下ネタを言ってしまう・・(いますよねぇ)
  • 個人の性的体験を尋ねたり、話したりする(武勇伝的に話すのは痛いヤツです)。
  • 意図的に性的な噂を流す(サイテー)。リベンジポルノももちろんアウトです!
  • l

  • 「女のくせに気が強い」「女のくせに気が利かない」等の発言をする。逆もまた然り(男らしくしろとか、男のくせにとか)。
  • 食事やデートに執拗に誘う。しつこいのはだめですよね。諦めが肝心。
  • セクハラって、難しいですよね。

パワーハラスメント

パワーハラスメントについて説明してください。
  • パワーハラスメントは、職場の上下関係におけるいじめです。。
  • パワーハラスメントに当たるか否かの判断は、加害者の意図にかかわらず、被害者が不利益と感じる場合を基本とします。
  • おもわずそうしたくなるような対象の人がまれにいますが、してはいけません!

パワーハラスメントの例をいくつか挙げてください。
  • 処理しきれない仕事を無理やり課す
  • 仕事上で自分の意見を言うと「生意気な」と上司から非難される
  • 人格を否定するような言葉(クズ、能無し、役立たず、給料泥棒などなど)で罵倒する。
  • 明確な理由がなく、配置転換や退職を強要する、出産・育児休暇の申請をしたら露骨に嫌がり「だから女は」「男のくせに」と難癖つけられる。
  • 職務上の立場を利用して、私的な用事を押し付ける(おい、焼きそばパン買ってこいよ)
  • 部下が多数いるところで机を叩き、書類を投げつけたりする(周りの人もいやですよね)。

アカデミックハラスメント

アカデミックハラスメントについて説明してください。
  • 職務上の地位を利用し、その指導を受ける者の研究意欲や研究環境を不当に阻害する言動や行動を指します。

アカハラ(アカデミック・ハラスメント)の例をいくつか挙げてください。
  • 研究室で長時間叱りつける(説教長い人いますよね・・)。
  • 明確な理由がなく、研究室に入れなくさせる、
  • 明確な理由がなく、本人の希望しない研究テーマを押し付ける、必要書類に捺印しない
  • 明確な理由もなく、単位を与えない、就職の推薦状を書かない(お前はなんか気に食わん!)
  • 明確な理由がなく、論文原稿を受け取ってから長期間添削しない
  • こんなん昔は普通だったんでしょうねぇ・・・え?今も?

その他のハラスメント

アルコールハラスメントの例を挙げてください。
  • 飲酒の強要、一気飲みの強要もハラスメントです。
  • 俺の酒が飲めないのか!(私の周りではこんな人見たことないですが笑)。パワハラとも被りやすいハラスメントです。

タバコが嫌いな非喫煙者の前でタバコを吸うのは何ハラスメントですか?
  • スモハラ(スモークハラスメント)です。

医療従事者による患者や患者家族に対する心ない発言や行動は何ハラスメントですか?
  • ドクハラ(ドクターハラスメント)です。

医療倫理・倫理指針・EBM

EBMについて

EBMのステップ1〜5とは何ですか?
  • ステップ1は患者問題の定式化、
  • ステップ2は問題についての情報収集、
  • ステップ3は得られた情報に対する批判的吟味、
  • ステップ4は情報の患者への適用、
  • ステップ5は以上のステップに対する振り返り(評価)です。

エビデンスのレベルの内容を1〜6まで列挙してください。
  • 1は1aと1bがあり、1aはシステマティックレビューやランダム化比較試験(RCT)のメタアナリシス、1bは少なくとも1つのRCTです。
  • 2にもaとbがあり、2aはランダム割付を伴わない同時コントロールを伴うコホート研究(前向き研究)、ランダム割付を伴わない過去のコントロールを伴うコホート研究、
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  • 3は症例対照研究(ケースコントロール, 後ろ向き研究)、
  • 4は処置前後の比較の前後比較、対照群を伴わない研究
  • 5は症例報告、ケースシリーズ
  • 6は専門家個人の意見(専門家委員会報告を含む)です。

推奨グレードを分類してください(推奨の強さとの分類と表示:A〜Dまでの)。
  • グレードAは強い科学的根拠があり、行うよう強く勧められる、
  • グレードBは行うよう勧められる、
  • グレードC1は行うことを考慮してもよいが、十分な科学的根拠がない、C2は科学的根拠がないので、勧められない、Dは無効性あるいは有害性の科学的根拠があり、行わないよう勧められる(やるなよ!)です。

医療倫理の原則

🌟「患者が治療上の決定を下すために必要な情報を開示し、自律的な決定を促進すること」は医療倫理の何原則ですか?
  • 自立尊重原則です。(58B6)

🌟「他人の利益のために行為すべきであるという道徳的責務」は医療倫理の何原則ですか?
  • 善行原則です。(58B6)

🌟「危害を引き起こすのを避けるという規範」あるいは、「害悪や危害を及ぼすべきではない」ことは医療倫理の何原則ですか?
  • 無危害原則です。(58B6)

🌟「社会的な利益と負担は正義の要求(各人にその正当な持ち分を与えようとする不変かつ不断の意思)と一致するように配分されなければならない」ことは医療倫理の何原則ですか?
  • 正義原則です。(58B6)

医学系研究に関する倫理指針

「人(試料・情報を含む)を対象として、傷病の成因(健康に関する様々な事象の頻度及び分布ならびにそれらに影響を与える要因を含む)及び病態の理解並びに傷病の予防方法並びに医療における診断方法及び治療方法の改善又は有効性の検証を通じて、国民の健康の保持増進又は患者の傷病からの回復若しくは生活の質の向上に資する知識を得ることを目的として実施されます活動」(文部科学省・厚生労働省:人を対象とする医学系研究に関する倫理指針ガイダンスより)

🌟人を対象とする医学系研究に関する倫理指針における「侵襲」とはどう言ったことを指しますか?
  • 「研究目的で行われる、穿刺、切開、薬物投与、放射線照射、心的外傷に触れる質問等によって、研究対象者の身体又は精神に傷害又は負担が生じることをいう」と定められています。(55B8)

🌟人を対象とする医学系研究に関する倫理指針における「有害事象」とは何を指しますか?
  • 「実施された研究との因果関係の有無を問わず、研究対象者に生じた全ての好ましくない又は意図しない傷病若しくはその徴候(臨床検査値の異常を含む。)をいう」と定められています。(55B8)

🌟倫理委員会の役割・責務は何の立場から中立的かつ公的に審査を行い、文書により意見を述べなければいけませんか?
  • 倫理的観点及び科学的観点から、研究期間及び研究者等の利益相反に関する情報を含めて中立的かつ公的に審査を行い、文書により意見を述べなければならない、とされています。(55B8)

🌟研究目的で実施する通常診療を超える医療行為は介入にあたりますか?
  • 介入にあたります。(55B8)

🌟介入を伴う研究は実施前に公開データベースに登録する必要がありますか?
  • 必要があります。(55B8)

🌟研究者は研究の前だけでなく、研究期間中も継続して教育・研修を受けなければいけませんか?
  • そうです。(55B8)

🌟人を対象とする医学系研究に当てはまるものにはどのようなものがありますか?
  • 人に侵襲や介入を行わない観察研究、(57B5)
  • 人から得られた既存の試料・情報の分析です(57B5)

🌟人を対象とする医学系研究に当てはまらないものにはどのようなものがありますか?
  • 人体から分離した細菌、カビ、ウイルスなどの微細物の分析を行いますのみで、人の健康に関係しないもの(57B5)
  • 傷病の予防、診断又は治療を専ら目的とする医療(簡略化して以下に記載)です。
  • 以後の医療における参考のためのカルテの見返しや退院患者のフォローアップ
  • いわゆる症例報告(57B5)
  • 既存の医学的知見を出版物・広報物などに記載すること
  • 一定期間内の診療実績の集計の供覧や報告書への掲載など
  • 施設の医療の質の確保のためのデータ(術後感染症など)の集積・検討(57B5)

特定臨床

臨床研究の定義は何ですか?
  • 「医薬品等を人に対して用いることにより、当該医薬品等の有効性又は安全性を明らかにする研究」と定義されています。

🌟特定研究の定義は何ですか?
  • 臨床研究のうち、医薬品等製造販業者又はその特殊関係者から研究資金等の提供を受けて実施する臨床研究(58B4)
  • 未承認又は適応外の医薬品等を用いて実施する臨床研究です。(58B4)