じゃぁ口頭試問対策を.細かな話とかは こちら の詳細記事参照
要は声に出して練習すればいいんでしょ?
とりあえずしゃべらせろ.
初めにまとめとくよ.君とのやりとりを読みたくない人はこれだけでOK👍
ひどっ
- 服装はスーツかそれに準じる格好が無難.宿泊はポートピアがおすすめ.
- デジタル機器はNG.暇つぶし用の資料を持参.
- 部屋の前で3分メモ,出題は1題12分の2題.
- 声に出す練習は先輩や同僚と必ずしておこう!
- 口頭試験の練習は必ず対人で!緊張感がある程度ある状況での練習が効果的!
- 大きな声ではっきりと.協議する問題は自身を持って.
- 聞き取れない場合はもう一度繰り返してもらったり,絶対分からない場合は次に進めてもらいましょう.時間切れだけにはならないように!!
- 書籍は稲田先生や山蔭先生の対策本,さらりーまん麻酔科医のnoteメンバーシップなどで(宣伝🙇♂️)
麻酔科専門医試験:口頭試問対策概要
先輩たちみんな口をそろえて「二度と受けたくない」って言いますけどそんな感じですか?
間違いないね!変なプレッシャーはある意味国試以上.
単純な知識問題から,思考力や緊急時の対応力が問われる問題まで幅広く聞かれるので付け焼き刃では合格があやういです.
各種ガイドラインからも結構問われていますので,ガイドラインは必ず目を通すこと!
最近使われるようになった麻酔薬や麻酔に関わる薬剤(抗凝固薬など)もさりげなく聞かれたり,内服歴で入っていたりするので日頃から内服薬のチェックや新薬についてはアンテナを張っておきましょう.
緊張しない方法なんかあります?
ない😑
服装はなんでもOKですか??ゴスロリとか
スーツ!私の知り合いは半袖半パンで受けてさらっと合格してるので,ほんまに関係ないと思うけど,普通にスーツが無難でしょう.
女性もリクルートスーツじゃなくていいけど,きちっとした服装で.男はこういうとき楽😁.
筆記試験2週間後くらいでしたよね?
筆記試験:2025年 10⽉18⽇(土)
⼝頭試験:2025年 11⽉5⽇(⽔)〜11⽉9⽇(⽇)
問題形式も同じですか?
そうだね.3分メモ+12分試験を2題だね.合格率は2024年度は口頭80.4%,3科目合計は74.8%.つまり,4人に1人はどれかでひっかかっちゃう計算だね.
そう考えると結構怖いですね.
体験談を読む限り筆記後に急いで勉強する人も結構いますが,余裕があるうちに前もって勉強と練習をしておくのが,メンタル的にもお勧めです!!
実際に人に問題出してもらって答えるのが一番臨場感あっていいですよ!家ではぼそぼそしゃべりましょう笑.
練習付き合ってください!
試験会場:待合室〜直前
いよいよ本番.待合室での注意点は?
スマホはもちろんスマートウォッチやタブレットなど,デジタル機器一切持ち込み不可だから,自分の勉強ノートとかプリントアウトした資料なんかがあると時間はつぶせる.
もし使ったりしたら?
過去にもそういった強者は存在したけど,連れ出されて厳重注意されたり,今年もウェアラブルリングや携帯電話の電源オンで失格になった先生もいるからまじで気をつけて.もったいないから.
アナログに徹します.
ドナドナで出荷されて部屋の前で問題を渡されます.メモ時間は従来の5分から3分になったようです.その分室内での時間は1問12分程度(合わせて15分)のようです.おそらく時間間隔は緊張してあまりないと思いますけど!
緊張しますね.
メモできますけど,メモが役立ったという話は,もう10年以上体験談読んでますけど聞いたことがないですね😅
あと,宿泊は会場のポートピアホテルがおすすめですよ👍ちょい高いけど.
試験官の先生たちも朝早くから大変なので,怖がるだけじゃなくて感謝の気持ちを持ちましょう!
いざ入室して本番!
まずはやさしい試験官の先生であることを祈りましょう
どきどきします
運がいいとちょっとした助け船があったり,にこにこしてくれたりします.昔は時間がまきまきでしたが,スムーズに進行すると時間が余る場合もあるようなので,落ち着いていきましょう.
何か気をつけることはありますか?
とにかく,大きな声で,はっきりと答えることですね.ごにょごにょ自信なさそうに話たり,逆に横柄な感じはNGです.
横柄な人とかいるんですか?
いるみたいなんですよね・・笑
とりあえず部屋に入ったらきちんと自己紹介しましょう.ただ,巻き巻きだった頃は,「それはもういいから始めます」と言われた先生もいたようですが・・・😅
あと,昔は問題文を読み上げるだけのことが多かったのですが,近年はディスプレイにたくさんの情報が表示されますので,頑張ってください!
答えられるか心配です・・・
質問がよくわからなかったらもう一度言ってもらってももちろんOKだし,「絶対わからん!」となったら次に行ってもらいましょう.時間制限がきたらそこで試合終了になってしまうので.
安西先生ですか?
違います
口頭試問でほぼほぼ聞かれること
問題点把握と麻酔法選択・モニタリング
問題点把握は単体では最近あまり聞かれないこともあるけど,この初期設定でこの後何が聞かれるかが予想できることもあるから,ある程度のパターンは把握しておいたほうがいいですね.
麻酔法選択にNGはありますか?
明らかな禁忌を踏まなければ,何に気をつけて,どのような理由でそれを選択したかがしっかりと言えれば大丈夫だと思います.日ごろから慣れているという理由以外の根拠や必要性を意識して麻酔しましょう.バリエーション自体がそんなにあるわけではないので.
了解です!
最近では時間節約のためか,標準モニター以外でなどと言われることもありますよ.あと,気道確保はほぼ必ず聞かれますので,迅速導入,デバイスの選択,意識下挿管,ファイバー挿管の手順等はイメージしながら確実に声に出せるように練習しておきましょう.わかっていてもあの場では言葉が飛んでしまうことがありますので.
日ごろのプレゼンをしっかり行うことや,研修医への指導の際に説明しながらするのも有効ですね!
術後鎮痛
術後鎮痛のキーワードはマルチモーダル鎮痛です.
要は色々な機序の鎮痛を組み合わせましょうってことですね!
その患者さんでどのような選択肢があるかをしっかりと把握しておきましょう.近年では末梢神経ブロックが普及したので,色々なブロックが問われています!
施設によってはあまり積極的にブロックしないところもありますよね
そうだね.教科書などで比較的メジャーなブロックとその適応,禁忌,合併症についてはとりあえず知識としては把握しておきましょう.
コミュニケーション問題・接遇問題
昔のシンプルに患者や家族への急変の説明や歯牙損傷の説明などが主でしたが,最近では主治医や術者との相談・協議,経過の中での家族説明などが増えてきていますね.
麻酔科ってそういうの苦手な人多い気がしますね
だからこそ麻酔科になったみたいな・・😅
ポイントはやっぱり・・
そう.大きな声で,はっきりと,自分の意見をしっかりと言うこと!麻酔方針,手術延期や中止もろもろの決断に関しては特に正解がないことも多く,自分なりの意見・根拠をしっかりと述べることが自体大事です.
もちろん,きちんとした言葉でですね.
その通り!適切にコミュニケーションができるかどうかが一番見られているところです.
口頭試験対策
模擬練習
一番の対策は,日ごろの一例一例の麻酔,手技を振り返りながら丁寧にすることですね.
確かに.ルーチンワークもなぜそれをするのか,なぜその施設でその決まりごとがあるのか,理由があることが多いですもんね.
その通り.それについて考えること自体が勉強にもなるし,試験対策にもなるね.緊急事態はそうそう起きることがないから,どんなことが起こり得るかをいつも考えて,起きたらこうしよう,という心構えが大事です.
あとは練習ですね!
そう.自宅で1人のときは,過去問や試験対策本を見ながらぶつぶつと.病院では先輩ドクターや同僚と問題を出してもらったりしましょう!奥さんや旦那さんにも出してもらってた人もいますよ.
知ってる人と練習はちょっと恥ずかしいですけどね😅
気持ちの切り替えが大事.やってみるとわかるけど,わかっていてもすぐに言葉がでてこないことがあるから.話す練習をすると,自分の弱点がわかったり,思考が整理されていくのがわかるから絶対やろう.
知らないことを聞かれたら真っ白になりそう
ホセ・メンドーサに負けたときの矢吹ジョーみたいに?
まじ古すぎてカンベンです
分野について
勉強を始める際には,まずは専門医制度の必修症例がある「心臓外科」「脳神経外科」「胸部外科」「産婦人科」「小児科」領域から潰していくといいと思います.
まんべんなくプログラムが組まれているといっても,やっぱり病院によって経験できる症例には差がありますね.
経験する施設によって弱点になりやすいところは,ペイン・緩和領域,心臓血管外科領域,小児(特に新生児)といったところだね.この分野はできるだけ基礎知識と基本的な合併症・対処などを把握しておき,何かは言えるところまでは知識を引き上げておく必要があるね.
いい方法はありますか?
稲田先生や山蔭先生の試験対策本とか,私の運営してる青本オンラインとかで練習するのがいいと思うよ.本はリンクを貼っておきます.
最後に宣伝ですか?