麻酔科専門医口頭試験で毎年必ず聞かれること

毎年様々な問題設定で出される口頭試験ですが、毎年必ず聞かれるのが決まっているものも結構あります。というか、それ麻酔科の試験で聞かずにどうすんの?という類のものですが^^;

問題点の把握

症例提示があった後に、その症例の麻酔管理上の問題点を指摘します。術前合併症であったり、状況設定(交通外傷など)であったりします。症例の内容自体とこの問題点でこの後何が聞かれるかが予想できることもあります。ここでつまづく人はほとんどいないと思います。

麻酔法とモニタリング

問題点を考慮した上での麻酔導入法、維持の方法が聞かれます。これも臨床麻酔に携わっていればいつも行なっていることですが、状況設定によっては少し悩むことがあるかもしれません。特に普段その麻酔をかけていない場合(新生児や心臓外科の症例など)は焦ってしまうことがあります(私がそうでした)。

よくある例としては、交通外傷でフルストマック、腹腔内出血でショック状態の導入・維持や、MEPをモニタリングする脳外科手術の麻酔法、気道確保困難が予測される患者の導入法などです。

みなさん慣れている麻酔法や挿管デバイスがあると思いますので(といっても今の時代そんなにバリエーションがあるわけではないですが)、それをベースに提示症例ごとにアレンジすればいいと思います。普段かけてないけれども問題ではよく出るものは典型的な麻酔法を覚えておけば良いと思います。それやっちゃダメだろー、というものを言わなければ大丈夫だと思います。

モニタリングは重症患者症例でよく聞かれます。必要と思われるものを答えましょう。例としては動脈ライン、中心静脈ライン、スワンガンツカテーテル、BIS、rSO2モニター、MEPなどでしょうか。一般的なモニタリング(非観血的血圧測定、経皮的酸素飽和度モニター、心電図、体温計)は除いて、と言われることがあります。聞くまでもなく全症例で用いられるものなので。

術後鎮痛

症例に応じた術後鎮痛も毎年聞かれます。これも間違いがあるわけではないので普段行なっているものを言えばいいと思いますが、小児の鎮痛やIV-PCAに関してあまり行なっていない施設では定型的なものを自分で答えられるように用意しておく必要があります。

最近では硬膜外鎮痛、IV-PCA、アセトアミノフェン注射液、フルルビプロフェンに加えて持続(あるいは術中の単回投与)抹消神経ブロックがよく用いられてますね。

コミュニケーション問題

昔の試験では患者や家族への急変の説明や歯牙損傷の説明などが主でしたが、最近では主治医への説明や、相談なども増えてきています。試験官の先生方は頑張って演技してださいますので、こちらもいつも話しているような感じで臨みましょう!!

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